目次
1. もらいサビとは?

もらいサビとは、他の金属製品から移ったサビのことだ。茶色いシミや汚れとなり、お風呂場の浴槽や床などに付着する。
もらいサビが発生する原因
お風呂場の浴槽や床はプラスチック製が多く、素材からサビが発生することはない。しかし、ヘアピンやカミソリなど金属に発生したサビが移り、もらいサビになることがある。
ほかにも浴槽工事のときに発生した鉄粉や水道管から流れた鉄粉により、もらいサビが発生するケースもあるだろう。一般的なお風呂用洗剤では落とすのが難しいので、簡単除去の方法を実践してほしい。
2. お風呂場のもらいサビを簡単除去する方法

お風呂場に発生したもらいサビの簡単除去方法を紹介する。研磨剤と還元型漂白剤を使った方法を解説するので、ぜひ試してみてほしい。
研磨剤でこする
お風呂場の床に発生したもらいサビの簡単除去には、クリームクレンザー(浴室用)を活用しよう。塗布したあと古い歯ブラシや布でこすれば、キレイに落ちる。軽度なもらいサビなら歯磨き粉を使ってもOKだ。
ただし、もらいサビが染み込んでいる場合、研磨剤では落ちない可能性があるので注意しよう。頑固なもらいサビや浴槽に付着したりしたもらいサビには、サビ落とし剤を活用してほしい。
還元型漂白剤でパックする
還元型漂白剤とは弱アルカリ性の性質がある漂白剤だ。汚れから酸素を奪う(還元)ことによって、汚れの色素を取り除く。頑固なもらいサビの簡単除去にも効果的だ。
70度くらいのお湯で還元型漂白剤を練り、もらいサビの上に置いてパックしよう。10分ほど放置したあと古い歯ブラシでこすり、あとは水でしっかりとすすげばキレイに落ちる。
3. お風呂場のもらいサビを除去する際の注意点

お風呂のもらいサビの簡単除去する際の、注意点をまとめた。トラブルを防ぐために、あらかじめチェックしておこう。
傷が付かないようにする
もらいサビを掃除するときは、傷を付けないように注意する。傷付くと腐食の原因になり、汚れもたまりやすくなるだろう。こすりすぎに注意して、優しく円をかくようにサビを落とす。研磨剤の割合が多いクレンザーや、かたいたわし・ブラシを使用するのもNGだ。
しっかり洗い流す
変色の原因になるので、洗剤が残らないようにしっかりと洗い流そう。もらいサビを簡単除去したあとは、しっかり水気を拭き取る。
洗剤を塗布したあと、長時間放置するのも避けたほうがよい。初めて使用する洗剤は、目立たない場所に少量を塗布して変色がないか確かめておくと安心だ。
4. お風呂場のもらいサビを予防するコツ

もらいサビを落とすのには手間がかかるので、日頃から対策をしておきたい。予防する方法を詳しく解説する。
もらいサビの予防法
もらいサビを予防するためには、金属製品を放置しないことが大事だ。お風呂場で使用したヘアピンやカミソリは、持ち出して水気をキレイに拭き取ろう。
ぬれたまま洗面所に放置するのも避けて、乾燥した場所に保管してほしい。もらいサビの原因になるので、お風呂場の水気は拭き取っておくとよいだろう。
結論
研磨剤や還元型漂白剤を使用すれば、お風呂場のもらいサビは簡単除去できる。軽度なうちであれば簡単に落ちるので、発見したらすぐ掃除することが大事だ。傷が付かないようにする、しっかり洗い流すなどの注意点もチェックしておこう。もらいサビの予防方法をあわせて紹介したので、ぜひ実践してほしい。