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黄ばんだシャツを白くする裏技とは?黄ばみの落とし方や予防法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年5月19日

黄ばんだシャツを白くするには裏技が効果的だ。通常の洗濯では除去できない黄ばみまで、スッキリと落とせる。この記事では、黄ばんだシャツを白くする裏技を紹介する。黄ばむ原因や予防のコツとあわせて解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. シャツが黄ばむ原因とは?

黄ばんだシャツ
シャツを繰り返し着用していると、洗濯では落ちない黄ばみが発生することがある。なぜシャツが黄ばむのか、原因をチェックしておこう。

主な原因は皮脂による汚れ

シャツが黄ばむ主な原因は「皮脂」や「汗」だ。酸素や湿気にふれることで酸化して黄色く変色する。着用を繰り返すことで汚れが蓄積すると、洗濯では落とせない黄ばみになるわけだ。
首周りやワキは皮脂の分泌が多いためとくに黄ばみやすい。放置するとより頑固な黄ばみになるので、白くする裏技でスッキリと除去しよう。なお、洗剤や制汗スプレーの使いすぎが黄ばみの原因になるケースもある。

2. 黄ばんだシャツを白くする裏技

シャツの洗濯
黄ばんだシャツを白くする裏技をまとめた。全体的と部分的に分けて解説するので、ぜひ試してみてほしい。なお、事前に洗濯表示(※1)(※2)で洗い方を確認しておくと安心だ。

全体的に黄ばんだシャツの洗濯方法

【酸素系漂白剤に浸け置きする】
  • 洗濯桶に黄ばんだシャツが浸かるくらいのぬるま湯(40度)を入れる
  • 衣類用洗剤と酸素系漂白剤入れて混ぜる
  • シャツを30分~2時間ほど浸け置きする
  • 洗濯液ごとシャツを洗濯機に入れてまわす
分量はパッケージの表示で確認してほしい。酸素系漂白剤が使用できない衣類もあるので、洗濯表示で確認しておこう。

【煮洗いをする】
  • 洗濯桶に黄ばんだシャツが浸かるくらいの水を入れる
  • 衣類用洗剤と酸素系漂白剤を入れて弱火にかける
  • 黄ばんだシャツを入れたら弱火で30分ほど煮洗いをする
  • 火を止めたら1日ほど放置する
  • シャツをザルにあげて水をきったら洗濯機でまわす
酸素系漂白剤で浸け置きしても落ちない黄ばみには、煮洗いの裏技で白くしよう。ただし、生地に負担がかかるので、デリケートな素材にはNGだ。

部分的に黄ばんだシャツの洗濯方法

【固形石鹸を使う】
  • 黄ばみに洗濯用固形石鹸をこすりつける
  • 黄ばんだシャツをもみ洗いする
  • 洗濯機に入れて通常通りに洗濯する
洗濯用固形石鹸は弱アルカリ性なので、酸性の黄ばみを中和して白くする効果がある。蛍光増白剤が入ったタイプは効果が高いが色が白っぽくなるため、白いシャツ以外には使用しないほうがよいだろう。

【食器洗剤を使う】
  • 食器用洗剤を黄ばみ部分にかける
  • 歯ブラシで優しく擦る
  • 洗濯桶にぬるま湯(40度)と酸素系漂白剤を入れて泡がたつまでかき混ぜる
  • 黄ばんだシャツを入れて30分ほど浸け置きしたら洗い流す
  • 通常通りに洗濯機でまわす
軽度な黄ばみであれば、食器用洗剤を使用して40度のお湯でもみ洗いするだけでOKだ。もみ洗いしたあとは洗剤を洗い流して、通常通りに洗濯しよう。

【重曹とスチームアイロンを使う】
  • 酸素系漂白剤と重曹を混ぜる
  • ぬるま湯(40度)を加えてペースト状にする
  • 黄ばみの部分を濡らしたらペーストをたっぷりと塗布する
  • アイロンを浮かしながらスチームを黄ばみにあてる
  • 洗剤を洗い流してから洗濯機でまわす
裏技には粉末タイプの酸素系漂白剤を使用する。酸素系漂白剤と重曹の割合は2対1を目安にしよう。高温にしすぎると生地が傷むので、スチームアイロンの設定温度には注意してほしい。

3. 黄ばんだシャツを白くするのに塩素系漂白剤は使える?

漂白剤
塩素系漂白剤は漂白力がとても高い。黄ばんだシャツを白くする裏技に使用できるのか、疑問に答えよう。

衣類に塩素系漂白剤はNG

塩素系漂白剤は漂白力が強いため、色柄ものに使用すると色落ちする。塩素系漂白剤が使えない衣類は多い。一方で白いシャツなら使用が可能なケースもある。
まずは「漂白処理記号(※1)(※2)」を確認しよう。ただし、塩素系漂白剤が使えるシャツでも、繰り返し使用すると生地が傷む。大事な衣服に塩素系漂白剤を使うのは避けたほうがよいだろう。

4. シャツの黄ばみを予防するコツ

ベビーパウダー
黄ばみは汗や皮脂をしっかり落とすことで予防できるが、それだけだと不十分なケースもある。黄ばみを白くする裏技とあわせて、予防のコツを実践してほしい。

ベビーパウダーを付ける

ベビーパウダーとは、汗を吸収して赤ちゃんの肌荒れを防ぐアイテムだ。汗をかきやすいところに付けておくと、黄ばみの原因となる汗や皮脂がシャツに付着しにくくなる。
首周りやワキ、袖口など、黄ばみやすい部分に付けておこう。ベビーパウダーはシャツに付いても、洗濯で簡単に落とせる。ただし、白い粉が落ちることがあるので、ビジネスシーンで着用する場合は注意が必要だ。

布テープを貼る

専用の布テープを貼ることで黄ばみは防止できる。汗や皮脂が付着しにくくなり、汚れたら剥がして捨てればいいので手軽だ。一方で着用したときに違和感を覚える方もいるので、まずは貼って試してみよう。

洗濯のりを付ける

シャツをノリでコーティングすると、汗や皮脂などの汚れが付着しにくい。パリッと仕上げたいワイシャツにおすすめだ。スプレータイプの洗濯のりなら吹きかけるだけでよい。
ただし、質感を損ねる可能性があるので、柔らかい生地に洗濯のりを付けるのは避けたほうがよいだろう。形態安定シャツの場合、のり付けすると機能が損なわれるので使用はNGだ。

結論

黄ばんだシャツは裏技で白くすることができる。全体的に黄ばんでいるなら、酸素系漂白剤での浸け置きや煮洗いを試してほしい。部分的な黄ばみには固形石鹸や食器洗剤、重曹とスチームアイロンを活用しよう。また、ベビーパウダーや布テープ、洗濯のりで黄ばみ対策ができる。黄ばんだシャツを白くする裏技とあわせて、効果的な予防方法を実践してほしい。
(参考文献)
※1出典:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」
※2出典:消費者庁「洗濯表示(平成28年11月30日まで)」
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  • 更新日:

    2023年5月19日

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