目次
1. シールのベタベタ跡が残ってしまう原因とは?

シールを剥がしたとき、ベタベタした跡が残る原因を解説する。簡単除去するための基礎知識として、確認してほしい。
主な原因は粘着剤
シールのベタベタ跡が残る主な原因は粘着剤だ。安価なシールだったり、粘着力が強いシールだったりすると、シールが上手く剥がれない。粘着剤だけが残ってしまい、ベタベタ跡が残るわけだ。
また、シールは貼ってから時間がたつと剥がれにくくなる。熱や紫外線の影響で粘性や弾力が失われて流動化。さらに時間がたつと固形化するため、剥がしにくくなる。無理に剥がそうとすると、ベタベタ跡が残ってしまうだろう。
2. シールのベタベタ跡を簡単除去する裏技

シールのベタベタ跡を簡単除去できる裏技をまとめた。効果的な6つの落とし方を紹介しよう。
シールのベタベタ跡の落とし方
【テープを使う】
ガムテープやセロハンテープを使って、シールのベタベタ跡を落とす。粘着剤の上に貼り付けて一気に剥がせば簡単除去できるわけだ。
シールより粘着力が弱いテープだと剥がれないので、強いものを用意する。粘着剤が残った場合は、メラミンスポンジや消しゴムを使った方法で落とそう。
【メラミンスポンジや消しゴムを使う】
メラミンスポンジの強い研磨作用を活用した裏技だ。水を含ませてこするだけで、シールのベタベタ跡がスッキリと落ちる。一方で木製家具やフローリング、漆器など一部の素材には使えない。
なお、メラミンスポンジの代わりに、消しゴムを使って簡単除去する方法もある。シールのベタベタをこするだけでOKだ。ただし、消しゴムは摩擦力が強いので、素材の表面を傷つけないように注意しよう。
【食器用中性洗剤を使う】
食器用中性洗剤を塗布して上からラップをかぶせる。10分ほど放置してから、スポンジでこすればOKだ。シールが剥がれないときは放置する時間を少しだけ長くする。
食器用中性洗剤はガラスやプラスチック、陶器の粘着剤落としにおすすめだ。一方で水や洗剤が使えない素材には使用できないので、その他の裏技を試してほしい。
【除光液を使う】
マニュキュアの除光液を使った裏技だ。ティッシュを使ってシールのベタベタ跡に染み込ませて、10分ほど放置する。あとはこすってから水拭きすれば簡単除去の完了だ。
ただし、プラスチックや木など素材は変色や脱色の可能性がある。使用してよいのか判断が難しいなら、あらかじめ目立たない場所で試しておくと安心だ。
【セスキ炭酸ソーダを使う】
シールのベタベタ跡には酸性の性質があるため、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダで中和できる。100mlの水に対して1gのセスキ炭酸ソーダを混ぜて、粘着剤に吹きかけよう。
乾かないようにラップをして10分ほど放置したら、スポンジでこすってほしい。なお、セスキ炭酸ソーダは金属や木に使えないので、その他の裏技で除去しよう。
【ハンドクリームを使う】
シールのベタベタ跡にハンドクリームを塗って、10分間ほど放置すればOKだ。含まれる油分が粘着剤を浮かび上がらせる。あとはこすれば簡単除去の完了だ。
油分が少ないサラサラのハンドクリームだと効果がない。油分が多いハンドクリームをたっぷりと塗るのがポイントだ。なお、木など油分が染み込む素材への使用は避ける必要がある。
3. ベタベタ跡を残さずシールを簡単除去する裏技

ベタベタ跡を残さずに、シールを剥がす裏技を3つ紹介する。簡単除去するためのコツを、ぜひ試してみてほしい。
ドライヤーで温める
シールをドライヤーで温めて剥がす裏技だ。熱によって粘着力が弱くなるので、冷めないうちに剥がそう。ただし、耐熱性がないガラスや、熱で変形するプラスチックへの使用はNGだ。
ぬるま湯を使う
水につけられる素材なら、ぬるま湯でふやかして除去しよう。つけ置きができない場合は、スプレーボトルで吹きかける。上からラップをかぶせて10分ほど放置してから剥がそう。
シール剥がし剤を使う
市販のシール剥がし剤を活用する裏技だ。シールに塗布するだけで簡単に剥がせる。シール剥がし剤によって使用できる素材や使い方が異なるので、貼った場所に適したものを選んでほしい。
結論
シールのベタベタ跡を簡単除去するには工夫が必要だ。貼った場所の材質によって使用できる方法は違うため、適したアイテムを選ぼう。ベタベタ跡を残さずにシールを除去する裏技も紹介したので、あわせてチェックしてほしい。