目次
- 水
- 食器用中性洗剤
- 洗面器
- 柔らかい布
- 眼鏡拭き
- 流水で眼鏡全体をすすぐ
- 薄めた中性洗剤で優しく手洗い
- 柔らかい布でしっかりと水分を拭き取る
- 眼鏡拭きで仕上げる
1. 自己流はNG!眼鏡の誤った洗浄方法

眼鏡のレンズには、表面に何層ものコーティングがされているのをご存知だろうか。知らずに、身近にある石鹸や重曹などを用いて洗ってしまうと、コーティングがはがれる可能性があるので気をつけたい。ほかにも、やりがちな誤った洗浄方法について具体的に見ていこう。
いきなり乾拭きするのはNG
普段使っている眼鏡には、目には見えない花粉や砂ぼこりなどがレンズ部分に多く付着している。いきなり乾拭きすると、それらの付着物によってレンズを傷つける原因になってしまうのだ。
お湯で洗うのもNG
お湯を使った洗浄方法は、レンズ上の撥水や傷防止機能のあるコーティングを剥離させる危険があるのでやめたほうがいい。つい、やってしまいそうな洗浄方法ではあるが、眼鏡を洗う場合は、できるだけ流水を利用しよう。
石鹸や重曹などもNG
眼鏡の皮脂汚れや付着したメイク汚れには、中性洗剤がおすすめ。先にも触れたが、石鹸や重曹、さらには酸性、アルカリ性洗剤は、眼鏡のコーティングをはがしてしまう原因となるのでNGだ。
2. 眼鏡の正しい洗浄方法

眼鏡の汚れは、放置するとどんどん蓄積され、レンズがくもる原因になるのでこまめなお手入れが不可欠だ。しかし、自分で眼鏡を洗浄するときは、正しい手順で行う必要がある。ここでは、眼鏡のコーティングを傷つけずに洗うための方法を紹介しよう。
用意するもの
今回は、どの家庭にもある食器用洗剤を薄めて使用する。なお、眼鏡洗浄専用クリーナーを使う方法もおすすめだ。
正しい洗浄方法
まず、眼鏡をまるごと流水ですすぎ、付着しているほこりや花粉などを洗い流す。フレームや鼻パッド部分も汚れが溜まりやすい部分なので、しっかりすすぐようにしよう。
次に、洗面器に水と中性洗剤を1:10の割合で入れ、泡立てる。指の腹を使って、円を描くようにゆっくり優しくレンズ、フレームを洗浄。メイクの汚れや皮脂汚れを落としたら、再度流水で洗い流す。
洗い終わった眼鏡は柔らかい素材の布で、こすらず包み込むようにしながら水気を拭き取る。眼鏡に金属のパーツがあるときは、水滴が残っているとサビの原因になるので、注意してほしい。
最後に、眼鏡拭きで仕上げ磨きをして終了。眼鏡拭きは、目に見えない細かな汚れを拭き取ってくれるので、仕上げに使うと、より眼鏡がきれいになるのでおすすめだ。
眼鏡拭き(クロス)もこまめに洗うように
せっかく眼鏡をきれいに掃除しても、眼鏡拭きが汚れていては洗浄の意味がない。眼鏡拭きは、ぬるめのお湯に中性洗剤を入れ、優しく洗うようにしよう。すすぎの際は、こまめに水を替えて洗剤が残らないようにする。すすぎ終わったら、乾いたタオルなどの間に挟み、軽くおさえるようにして水分を取り除き、日陰干しすればOKだ。
3. 眼鏡店などの超音波洗浄機を使ったお手入れもおすすめ

眼鏡は、正しい方法で行えば自宅でも洗浄可能だ。しかし、長年使用することで、ネジや、フレーム部分の劣化などは避けられない。メンテナンスの意味も込めて、定期的に眼鏡店に持ち込み、超音波洗浄の機械を使ったお手入れがおすすめだ。フレームやレンズに配慮した眼鏡の洗浄をしてもらえるので安心してお願いできる。
結論
眼鏡を自己流で洗浄するのはNGだ。もしも、間違った方法で洗浄すると、レンズに加工されているコーティングをはがしてしまう可能性がある。今まで間違った方法で眼鏡を洗浄していたのなら、この記事を参考に、正しい方法をしっかりと理解し改善してみてほしい。正しい洗浄方法で行えば、眼鏡の品質を損なわず長く愛用できるだろう。