目次
- 入浴して身体を清める
- 優しく拭いて人形の汚れを落とす
- 塩をふって清める
- 白い紙につつんで感謝の言葉をかける
- ゴミ袋に入れて結ぶ
1. 人形を処分すると罰が当たって運気が下がる?

人や動物の形をした人形やぬいぐるみを処分することを、躊躇(ちゅうちょ)している方は多いだろう。正しい捨て方とあわせて、運気に関する考え方とお清めの方法について解説する。
処分しても運気が下がることはない
ゴミとして処分すると罰が当たる、運気が下がるといった考え方には根拠がない。不要になった人形やぬいぐるみを放置するとスペースを圧迫するので、正しい捨て方で処分しよう。
一方で運気が下がることはなくても、人形やぬいぐるみを処分することに抵抗を覚える方もいる。感謝の気持ちを持って捨てることが重要だ。大事な人形やぬいぐるみなら、画像や動画を残しておいてもよいだろう。
供養して処分することも可能
人形を悔いなく処分したいなら、自分で供養するのがおすすめだ。基本的なお清めの手順を解説する。
【自分でお清めする方法】
お清めに使用する塩は、化学調味料や添加物が含まれていない天然の粗塩がよい。ほかのゴミと混ざらないように、袋を分けて処分するのがポイントだ。
2. 人形やぬいぐるみの正しい捨て方

人形やぬいぐるみの正しい捨て方を6つ紹介する。人形やぬいぐるみの状態や数にあわせて、適した方法を選んでほしい。
自治体のゴミに出す
自治体が指定するゴミ袋に入れて処分する捨て方だ。お清めをしてゴミ袋に入れたあと、回収場所に持っていけばよい。見た人が驚かないように、紙袋などに入れて中身が見えないようにしておくと安心だ。一般的な分別は「燃えるゴミ」だが、自治体の分別ルールはそれぞれ異なるので確認してほしい。
神社やお寺に依頼する
大事な人形やぬいぐるみなら、神社やお寺に供養を依頼するとよい。人形供養を行っているお寺や神社に問い合わせをして、日程や供養料などを確認しよう。郵送で受け付けている神社やお寺もあるので、近場にない場合はぜひ活用してほしい。
リサイクルショップやフリマで売る
状態がよい人形やぬいぐるみなら、リサイクルショップやフリマで売るのも選択肢の一つだ。ただし、リサイクルショップでは、状態が悪いと買い取りを受け付けてもらえないケースは多い。
フリマアプリなら手軽に出品でき、値段も自分で決められる。一方で写真撮影や購入希望者とのやり取りが必要で、手数料もかかってしまう。手間をかけても売れない可能性があるため、注意が必要だ。
欲しい人に譲る
人形やぬいぐるみを欲しがっている人がいれば譲ってあげるのも一つの方法だ。小さなお子さんがいるご家庭なら、喜んでもらえるケースは多いだろう。一方で押し付けるのは相手の迷惑になるのでNGだ。
できるだけキレイな状態にしてから、本当に欲しい方に譲ってほしい。状態が悪い人形やぬいぐるみを渡すのは失礼なので、自治体での正しい捨て方で処分しよう。
寄付する
一部の団体では、人形やぬいぐるみの寄付を受け付けている。子どもたちのために、役立ててもらえるのが魅力だ。郵送で寄付を受け付けているケースもあるので、ぜひチェックしてほしい。ただし、寄付金や送料は自己負担だ。寄付が可能な人形やぬいぐるみの条件とあわせて、詳細を確認してほしい。
不用品回収業者に依頼する
人形やぬいぐるみの数が多い場合は、不用品回収業者への依頼を検討しよう。費用はかかるが、電話1本で自宅まで回収にきてもらえる。
好きなタイミングで処分でき、その他の不用品とまとめて処分できるのがメリットだ。一方で無許可の不用品回収業者を利用するとトラブルに発展する恐れがあるので、よく調べてから利用してほしい。
3. 人形やぬいぐるみを処分する際の注意点

人形やぬいぐるみを処分する場合の注意点をまとめた。正しい捨て方とあわせてチェックしておこう。
分別ルールを確認する
人形やぬいぐるみをゴミとして処分する場合、自治体ごとの分別ルールに従う必要がある。一般的には燃えるゴミだが、サイズが大きい場合は粗大ゴミとして処分するケースもあるだろう。
電池やモーターが内蔵されていたり、飾りがついていたりする場合、分けて処分するのが正しい捨て方だ。自治体の公式サイトや問い合わせで、詳細な分別ルールを確認してから処分してほしい。
売ったり譲ったりする場合にキレイにする
人形やぬいぐるみを売ったり譲ったりする際は、なるべくキレイな状態にしてからにしよう。ただし、方法を間違えると素材が傷む可能性があるので、適したやり方を確認しておくことが大事だ。
ぬいぐるみは洗濯表示を確認して、水洗いができるかチェックしよう。水洗いが可能な場合は、おしゃれ着用の中性洗剤で手洗いするとよい。洗えないときは、洋服用ブラシやぬいぐるみ用クリーナーでお手入れしよう。
神社やお寺に依頼する場合は事前に確認する
神社やお寺に供養を依頼する場合、受け付けているか確認しておいてほしい。供養をしていないこともあり、事前の申込みが必要なケースも多い。急に持ち込んだり郵送したりすると迷惑がかかる可能性がある。公式サイトや問い合わせで、必要な手続きや供養料をチェックしておくことが重要だ。
結論
正しい捨て方を知っておけば、人形やぬいぐるみを安心して処分できる。6つの正しい捨て方を紹介したので、状態や数にあった方法で処分しよう。自治体のゴミに出す場合はお清めをしておくのがおすすめだ。分別ルールを確認する、神社やお寺に依頼する場合は事前に確認をするなど、注意点もあわせてチェックしておこう。