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赤ちゃん

おねしょで濡れた布団の正しい対処方法!洗濯のやり方や予防法を解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2023年6月28日

小さな子どもがいる家庭では、おねしょは日常茶飯事だ。布団は、衣類と違って簡単に丸洗いができない。おねしょで濡れた布団は、放置しておくと臭いやシミの原因になってしまう。ここでは、おねしょで濡れた布団の正しい対処方法を紹介しよう。

  

1. おねしょで濡れた布団を放置するとどうなる?

布団を干す
おねしょで濡れた布団は簡単に洗濯ができないため、つい放置してしまいがちだ。しかし、放置してしまうと、さまざまなトラブルが発生してしまう。

シミや異臭の原因になる

おねしょで濡れた布団で、まず気になるのがシミや異臭ではないだろうか。尿は黄ばみの原因になり、時間がたつほど取れにくくなってしまう。尿にはアンモニアが含まれている。放置しておくと、水分が飛んでアンモニアが凝縮して尿臭がきつくなっていく。おねしょで濡れた布団は、できるだけ早く対処することが望ましい。

2. おねしょで濡れた布団の間違った対処方法

消臭スプレー
おねしょで濡れた布団は、少しでも早く対処することが大切だ。とはいっても、間違った対処方法では、かえって悪化させてしまう。

してはいけない対処法

【消臭スプレーをかける】
おねしょで濡れた布団は、臭いが気になる。消臭スプレーで臭いを何とかしたいと考えてしまうが、これはNG行為だ。
消臭スプレーで対処した場合、それは表面だけの対処法であり、布団の奥まで浸み込んだ臭いには効果がない。化学反応により臭いがきつくなったり、シミが落ちなくなってしまったりする可能性がある。

【熱湯をかける】
おねしょで濡れた布団に熱湯をかけて対処するのはNG行為だ。おねしょには、タンパク質が含まれている。タンパク質が熱で固まってしまうため、汚れが落ちにくくなる。お湯で洗う場合には、40℃前後で使うようにしよう。

3. おねしょで濡れた布団の正しい対処方法

クエン酸
おねしょで濡れた布団は、正しい対処法をしないと、臭いやシミが取れなくなってしまう。
とりあえず、応急処置をしておこう。

おねしょで濡れた布団の応急処置

【水分を吸い取る】
おねしょで濡れた布団は、まず布団の水分をしっかり取り除くことが先決となる。乾いたタオルを当てて、上から体重をかけながら水分を吸収する。水分を取るときには、絞って水分を出そうとしてはいけない。布団の中綿や布地が傷んでしまう。

【クエン酸スプレーをかける】
消臭スプレーではなく、クエン酸スプレーで臭いを予防するのが正しい対処方法だ。
クエン酸スプレーは、水200mlにクエン酸小さじ1~2杯を入れよく混ぜる。
おねしょ部分に吹きかけてから、乾いたタオルで水分を拭き取る。クエン酸水は作り置きができないので、その都度作るようにしよう。

【しっかりと乾燥させる】
おねしょで濡れた布団の応急処置がすんだら、しっかりと乾燥させることが大切だ。
天気がよければ、1時間に1回布団を裏返して天日干しをしよう。天気が悪いときには、ホットカーペットや布団乾燥機などを利用してもいいだろう。

おねしょで濡れた布団の洗濯方法

【部分洗いをする場合】
おねしょの範囲がそれほど広くなければ、部分洗いをしよう。部分洗いをする場合は、布団に浸み込んだ尿をタオルなどで水分を吸水する。その上で、40℃前後のシャワーで尿を洗い流す。
タオルで水分を拭き取ったら、クエン酸スプレーをかけて臭い対策をしてから、何度かタオルドライをしよう。その後、天日干しでしっかりと乾燥させる。

【丸洗いをする場合】
おねしょの範囲が広い場合は、丸洗いがおすすめだ。洗濯機で洗えない場合には、浴槽を活用しよう。浴槽に40℃程度のお湯をため、洗剤を溶かす。布団を入れて足踏みで押し洗いをする。これを両面行おう。
洗い終わったらすすぎをする。洗剤が残らないようにすすぎを何度か繰り返し、最後にシャワーですすぐ。
布団の水切りをするため浴槽のフチに掛け、1時間ほどかけて水分を減らす。天日干しで、しっかり乾かそう。

【シミになっている場合】
おねしょで濡れた布団のシミが気になったら、酸素系漂白剤を使う。気になるシミに酸素系漂白剤を塗り、20~30分放置する。酸素系漂白剤を40℃程度のお湯で薄めて、浸け置きをする。シミが取れているのを確認したら、すすいでから天日干しでよく乾かそう。

4. 布団をおねしょで濡らさないためには?

トレーニングパンツ
布団は、洗うのも大変だ。できればおねしょで濡らさないようにしたい。

防水シーツを使う

最も簡単な方法は防水シーツを使うことだ。布団全体を覆う防水シートや部分だけに敷く防水シートがある。子どもは寝ているときに動き回るので、全面タイプが安心だ。

おねしょズボンを使う

紙おむつほどではないが、おねしょズボンはある程度の吸水性がある。おねしょをしても、布団への被害を最小限に抑えられる。洗い替えを多めに用意しておくといいだろう。

結論

おねしょで濡れた布団を放置すると、シミや臭いが取れにくくなってしまう。してしまいがちな間違った対処方法は、消臭スプレーや熱湯を使うことだ。正しい対処方法は、浸み込んだ尿を吸い取って、クエン酸スプレーをかけてからしっかりと乾燥させることだ。防水シートやおねしょズボンを使って、おねしょで布団を汚さないように対策をしておこう。
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  • 更新日:

    2023年6月28日

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