目次
1. 電気ケトル内の水垢を放置してはいけない理由

水しか入れていないはずの電気ケトルだが、中をのぞくと白っぽいものから茶色っぽいものまで、汚れがこびりついていることがある。これは、水道水に含まれるミネラルや不純物が熱によって変化したもので、水垢と呼ばれている。水垢はカビのエサとなるため、水垢を放置しておくとカビなどの雑菌が繁殖し、それらがニオイの原因となるので注意したい。
電気ケトルの適切な掃除頻度
電気ケトルは定期的に掃除しないと、水垢ができて固着してしまう。最低でも1ヶ月に1回程度、使用頻度が高い場合は、半月に1回程度は掃除をしたい。また、電気ケトルを使い終わったら、余ったお湯は必ず捨てることが大切だ。そのままにしておくと、雑菌の温床になりかねない。
2. 電気ケトルの水垢や汚れを簡単に落とす裏技

ここでは、こすっても落ちない電気ケトルの水垢汚れを簡単に落とす裏技を紹介しよう。
電気ケトル内側の掃除方法
【クエン酸の代わりにお酢で代用可能】
水垢はアルカリ性汚れなので、中性である台所洗剤では落としにくい。アルカリ性汚れには、酸性の洗剤を使おう。酸性の洗剤の代表といえば、クエン酸だ。ただし、クエン酸を常備している家庭も多くないだろう。そこで、電気ケトルの水垢を簡単に落とす裏技として、どこの家にもありそうな「酢」を代用しよう。
電気ケトル内にコップ1杯の酢を入れたら、満水まで水を注いでほしい。あとは沸騰させて、冷めるまで放置しよう。冷めたら、水洗いして完了だ。酢のニオイが気になるようなら、すすぎの回数を多くするといい。
電気ケトル外側の掃除方法
電気ケトルの内側をキレイに掃除をしたら、外側も掃除をしよう。手垢や調理中の油ハネなどで、意外と汚れている。電気ケトルの外側の主な汚れは、酸性汚れだ。アルカリ性の洗剤で中和して汚れを取ろう。
アルカリ性の洗剤で代表格は重曹だ。弱アルカリ性なので、肌にもやさしい。400~500mlのぬるま湯に大さじ1杯の重曹を加えて重曹水を作り、重曹水をフキンに含ませたら、電気ケトルの外側を拭いていこう。一緒にコードも拭いておくといい。
3. 電気ケトルの水垢や汚れを防ぐコツ

せっかくキレイにした電気ケトルだ。できるだけキレイをキープしておきたい。
残り湯を放置しない
電気ケトルを使い終わったら、残ったお湯を放置しておいてはいけない。そのままにしておくと水垢の原因となるだけでなく、雑菌が繁殖してしまう。使い終わったら、残り湯は捨てて、乾いたフキンで内側の水気をしっかりと取り除こう。
こまめに手入れする
電気ケトルをこまめに手入れしておけば、水垢や汚れもガンコにならずに済む。1日の終わりに、電気ケトルの内側、外側を柔らかい布で拭くようにしよう。付着したばかりの汚れは、洗剤を使わなくても落とすことができる。汚れは蓄積させないことだ。
水以外の液体を入れない
電気ケトルでは、水以外を沸かすことはNGだ。たとえば牛乳にはタンパク質が多く含まれているため、牛乳を電気ケトルで沸かしてしまうと薄い膜が張って噴出し、詰まりの原因となる。そのほかにも焦げ付きや色移りなども起こり故障の原因になるので、電気ケトルは水を沸かすためだけに使おう。
結論
電気ケトルを長期間掃除しないでいると、なかなか落ちない水垢がたまる。水垢を簡単に落とす裏技として、酸性洗剤であるクエン酸を使うといい。クエン酸がない場合には酢でも代用できる。電気ケトルの外側の汚れは、重曹などのアルカリ性洗剤を使おう。最低でも月に1回は掃除して、ガンコな汚れにならないようにしよう。