目次
- 1. 魚焼きグリルを使う前にひと工夫すると掃除が楽に
- 2. 魚焼きグリルを使った後の簡単な掃除方法
- 3. 魚焼きグリル庫内の掃除方法とニオイの消し方
- 4. 受け皿シートなど市販のアイテムを使うのもおすすめ
1. 魚焼きグリルを使う前にひと工夫すると掃除が楽に

魚焼きグリルは何も対策をせずに使うと、魚が焼き網にくっついたり脂が受け皿にべったりとついたりして、洗いにくくなる。魚焼きグリルを簡単に掃除するには、使う前に下準備をしておくと便利だ。
水で溶いた片栗粉を受け皿に入れておく
受け皿に溜まってしまう脂や魚臭さを防ぐためには、水で溶いた片栗粉が有効である。受け皿に水を使用するグリルの場合は、魚を焼く前に、水溶き片栗粉を受け皿に入れておくだけでOK。魚を焼くと脂が受け皿に落ちるが、片栗粉が冷めるまで放置すると脂と一緒にゼリーのようにかたまり、処理しやすい。水を使用しないグリルの場合は、魚を焼いた直後に水溶き片栗粉を受け皿に流し込み、庫内に戻す。すると余熱で水溶き片栗粉が溶けてかたまるので、試してほしい。
焼き網にサラダ油を塗っておく
焼き網に魚の皮がくっつかないようにするためには、あらかじめサラダ油を塗っておくとよい。さらに、余熱を行ってから油を塗ることでより効果が高められる。強火で2分程度しっかりと予熱し、サラダ油を塗ってから魚を焼き網に乗せよう。
2. 魚焼きグリルを使った後の簡単な掃除方法

魚焼きグリルは入れておくだけで手軽に魚を調理できる反面、使った後の油汚れや焦げ付きの掃除が面倒に感じてしまいがちだ。だからといって放置すると、さらに頑固な汚れになってしまう。そうならないためにも、汚れに応じた洗剤を使って、できるだけ手間なく掃除できる正しい掃除方法を知っておこう。
使用直後の掃除方法
魚焼きグリルを使った直後の汚れはこびり付いていないため、簡単に落とすことができる。お湯を使いながら中性洗剤をつけてスポンジでこすると落としやすい。焦げついている部分がある場合は、しばらくお湯に浸けておくと焦げ付きがふやけて落としやすくなる。
頑固な焦げつき汚れなどの掃除方法
うっかり魚焼きグリルを使ったまま放置すると、汚れがなかなか落としにくくなってしまう。油汚れや焦げ付きは酸性の性質があるため、重曹やセスキ炭酸ソーダといったアルカリ性の洗剤を使って掃除するとよい。アルカリ性の洗剤とぬるま湯で水溶液を作り、受け皿や焼き網など、頑固な汚れがついているものを浸けてておく。重曹の場合は100mlに対して小さじ1、セスキ炭酸ソーダの場合は500mlに対して小さじ1で水溶液が作れる。30分程度置いてから、スポンジなどでこすり落とす。このとき、歯ブラシを使うと、デコボコとした面の汚れも落としやすい。
3. 魚焼きグリル庫内の掃除方法とニオイの消し方

魚焼きグリルの網と受け皿の掃除方法を紹介したが、汚れがつくのはそこだけではない。魚焼きグリルの庫内も同様に汚れがついているため、掃除が必要である。庫内も使用後すぐに掃除をすれば汚れが溜まりにくくなるので、こまめにお手入れしよう。
庫内の掃除方法
使ってすぐに掃除する場合は、食器用の中性洗剤を含ませた布巾で油汚れを落とした後、水拭きする。汚れを放置して落としにくくなっている場合は、網や受け皿のときと同じようにアルカリ性洗剤を使うとよい。水溶液を作り、キッチンペーパーにたっぷりと含ませて汚れに貼り付ける。そのうえからラップで覆うと、さらに効果があるのでおすすめだ。30分ほど放置したら、洗剤と汚れが残らないように水拭きしよう。
ニオイが気になるときの対処方法
庫内を掃除しても、しみついたニオイが気になるときには、掃除を終えたグリルを5分程度空焼きしてみよう。このとき、お茶やコーヒーの出がらしを受け皿に広げておくとさらに効果的だ。オレンジなど柑橘類の皮でグリルや庫内を磨く方法もあるが、必ず仕上げに水拭きしよう。水拭きせずにそのままにしてしまうと、サビの原因になるので注意が必要だ。
4. 受け皿シートなど市販のアイテムを使うのもおすすめ

掃除をしやすくする市販の便利グッズも多く販売されているので、それらを活用するのもよいだろう。たとえば、受け皿にシートを入れるタイプや、油を吸収してニオイを防いでくれるグリルストーンなどだ。ホームセンターや100均でも取り揃えているので、チェックしてみるのもおすすめである。
結論
魚焼きグリルを簡単に掃除するためには、使う前の準備が必要だ。汚れを最小限に抑えることによって、使用後の手入れもしやすい。食器洗いのときについつい忘れてしまいがちな魚焼きグリルだが、使った後は最適な洗剤で速やかに洗うことが大切である。使うごとにすぐ手入れすることが、魚焼きグリルを簡単に掃除する1番の近道だろう。