1. ピンクのレタスは食べられるのか?
レタスがピンクに変色するのは褐変によるもので、食べても問題はありません(※1)。
ただし、長く空気に触れるほど褐変しやすくなるため鮮度が落ちている可能性があります。
変色の度合いや他の異常がないかを確認することで、安心して食べることができますよ。
2. 傷んだレタスとの見分け方
食べても安全かを判断するには以下の点をチェックしましょう。
色:赤やピンクは大丈夫ですが、茶色や黒は傷んでいます。
におい:傷むと異臭がします。
質感:傷んでいるとぬめりがあります。
ピンク色の褐変は問題ないものの、上記のような異臭やぬめり、カビがある場合は廃棄することをオススメします。
3. レタスがピンク色になるのを防ぐ方法
見た目の美しさを保つためには、変色を防ぐことが重要です。
とくに切り口は変色しやすいので注意が必要です。
酢水で洗う
酢を加えた水でレタスを洗うか、酢水に浸しておきます。
これにより、褐変を引き起こす酵素の活動を抑えることができます(※1)。
手でちぎる
金属製の包丁を使うと、断面から酸化が進みます(※1)。
そのため、包丁の代わりに手でちぎることが効果的です。
また、金属以外で作られたレタス専用ナイフを使用するのも一つの選択肢です。
繊維に沿って切る
繊維を横切らずに切ることで細胞の損傷を抑え、ポリフェノールの露出を防ぎます。
50度のお湯で洗う
レタスを50度のお湯で10~20秒洗う「50度洗い」(※2)は、鮮度を保つ効果があります。
この熱によって耐熱タンパクが生成され、レタスの細胞を守ります。
丸ごとのレタスの場合
芯に爪楊枝を刺す、芯をくり抜きキッチンペーパーを詰める、芯に水溶き小麦粉を塗るなどの方法で、生長点の働きを止め、新鮮さが長持ちします。
その上で、ポリ袋やラップで包んで保存すると良いでしょう。
結論
元々ピンク色のレタスも存在しますが、一般的なレタスがピンクになるのは褐変が原因です。
食べても安全ですが、見た目が気になる場合は、調理を工夫するか、酸化防止策を取ることをオススメします。
※1:一般財団法人日本educe食育総合研究所「炒めても良し☆"レタス"の美味しい季節がやってきた!」
https://www.educe-shokuiku.jp/news/food/lettuce-20180516/
※2:スチーミング調理技術研究会「50℃洗いのミラクル(野菜の鮮度維持)」
http://www.steaming-cook.com/category/1521630.html
食べても安全ですが、見た目が気になる場合は、調理を工夫するか、酸化防止策を取ることをオススメします。
※1:一般財団法人日本educe食育総合研究所「炒めても良し☆"レタス"の美味しい季節がやってきた!」
https://www.educe-shokuiku.jp/news/food/lettuce-20180516/
※2:スチーミング調理技術研究会「50℃洗いのミラクル(野菜の鮮度維持)」
http://www.steaming-cook.com/category/1521630.html