1. タオルの臭いニオイを消すには?
タオルから発生する悪臭は、適切な洗濯方法により消すことができます。
3つの有効な方法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。
【煮洗い(煮沸消毒)方法】
1.鍋に水を入れ、60度以上まで温度を上げます。
2.臭くなったタオルを鍋に浸します。
3.20分ほど弱火にかける際、鍋底にタオルが触れないよう注意します。
4.鍋からタオルを取り出したら、洗濯機にかけましょう。
タオルが臭い原因の代表的なものは「モラクセラ菌」です。
モラクセラ菌は60度以上で20分間加熱すると死滅します。
熱湯により生地が痛むのを防ぐため、適度に水を加えて温度を調整してください。
また、鍋で煮沸する以外の方法としては、洗面器にお湯を入れ、差し湯をしながら60度を保つという方法があります。
【オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使ったつけ置き方法】
1.お湯(40~50度)とオキシクリーン(スプーン1杯)を混ぜましょう。
2.タオルを20分程度つけ置きします。
3.水で洗い、洗濯機にかけましょう。
オキシクリーン等の酸素系漂白剤とお湯・洗面器・混ぜるための棒が必要となります。
この方法は、タオルの悪臭を完全に取り除く以外に、漂白・消臭・除菌の効果も期待できます。
汚れや悪臭が酷い場合は、つけ置き時間を長くするといいでしょう。
【コインランドリーの乾燥機を利用する方法】
コインランドリーの乾燥機は家庭用のものよりも高温になり、80~120度で加熱可能です。
これにより高温に弱い雑菌を確実に死滅させられるというメリットがあります。
また、他の方法とは異なり、一度に多くのタオルを消臭できるのも◎。
家族分のバスタオルのニオイなど、数が多い場合は、コインランドリーを活用してみてください。
2. タオルの悪臭を防ぐには?
タオルの悪臭は日常的な対策で防ぐことができます。 3つの有効な方法を紹介するので、こちらもぜひ実践してみてください。
【タオル含む洗濯物を溜め込むのはNG】
放置された汚れたタオルや洗濯物が、雑菌が繁殖する原因になるので注意が必要です。
洗濯は早急に行い、雑菌の餌となる汚れを落としてください。
こまめに洗濯することが難しい場合は、ハンガーにかけて乾燥させることにより、雑菌の繁殖を抑えることができます。
【なるべく短時間で乾くように干す】
タオルが湿っている時間を短縮すれば、雑菌の繁殖がしにくくなります。
天日干しはタオルの繊維を傷めるため、風通しの良い場所での陰干しがおすすめです。
天日干しをする場合は、繊維が固くなる前に取り込むようにしましょう。
また、干すときにタオルや洗濯物の間隔をあけ、風通しをよくします。
浴室乾燥機や扇風機、サーキュレーター、エアコンのドライ機能がある家庭は、そちらを活用するのもいいでしょう。
【洗剤は適量を使用し、十分な水で洗濯する】
洗剤を多く使用すると、タオルに石鹸カスが残ってしまうことがあります。
これが悪臭の原因となるため、適切な量を測ってから使用することが重要です。
さらに、水が不足するとタオルや洗濯物が動きにくく、洗浄力が低下します。
汚れが残って雑菌が繁殖しやすくなるため、十分な水を使って洗濯を心がけてください。
3. タオルの悪臭が全く取れない場合は買い替え時期!
紹介した方法を試してみてもタオルの悪臭が取れない場合、あるいは「触感が良くない」「色が変わっている」「吸水性が低下している」という状況であれば、買い替えの時期かもしれません。快適に使用できるように、定期的にタオルを交換することも重要ポイントです。
結論
タオルが臭う主な原因は雑菌や酸化した皮脂です。通常の洗濯ではこれらを取り除くことが困難なため、煮洗いや酸素系漂白剤を利用したつけ置きなどの方法をぜひ試してみることをおすすめします。