1. 少しくらいの豚肉の生焼け、大丈夫!じゃありません。
「豚肉がちょっと生焼けでも平気だろう」と思うのはとてもリスクが高い行為なんです。
腸管出血性大腸菌やカンピロバクターなどの細菌は少しの量でも感染の原因になり、食べてから2〜7日でお腹の痛みや下痢などの症状が出ることがあります。
とくに、子どもや妊婦、高齢者は症状が重くなりやすいので注意が必要です(※1)。
さらに生肉に触れた手やまな板から野菜などに細菌が移ると、食中毒になることも...。
肉を切った後のまな板は、次に使う前にきちんと洗いましょう。
2. 豚肉が生焼けかどうかの判断方法
豚肉が中まで火が通っているかを確認するには見た目だけでなく、次の方法でチェックすることが大切です。
・肉汁の色で見分ける
ハンバーグやローストポークが中まで焼けているかは、肉汁の色を見て判断します。
中央や一番厚い部分に竹串をさして、肉汁を見てみましょう。
透明ならば火が通っていますが、赤い場合はもう少し焼く必要があります。
・中心の温度を測る
安全に豚肉を食べるためには75度で1分以上、または63度で30分以上加熱することが求められます。
加熱後、温度計で中心部の温度を測って65度以上なら生焼けの心配はありません。
・ピンク色での判断は避ける
豚肉がピンク色や赤色をしていても、必ずしも生焼けとは限りません。
これはミオグロビンというタンパク質による色で、火が通っている証拠かもしれません。
結論
生焼けの豚肉を食べるのは食中毒などのリスクを伴い、重症化する恐れもあります。
調理や食事のときには、自分の目で確認してしっかりと中まで火を通してください。
(参考文献)
※1出典:内閣府大臣官房政府広報室「寄生虫による食中毒にご注意ください | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する」
https://www.fsc.go.jp/sonota/kiseichu_foodpoisoning2.html
調理や食事のときには、自分の目で確認してしっかりと中まで火を通してください。
(参考文献)
※1出典:内閣府大臣官房政府広報室「寄生虫による食中毒にご注意ください | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する」
https://www.fsc.go.jp/sonota/kiseichu_foodpoisoning2.html