1. 熱湯でお風呂のカビ掃除をするのは『NG』
熱湯はカビを死滅させる効果がありますが、お風呂のパッキンなどの素材は熱に弱く、熱湯をかけると劣化してしまいます。
その他の素材でも傷む可能性があるので、熱湯をかけるのはやめておきましょう。
・正しい清掃方法
50℃程度のお湯を使用し、カビに直接90秒以上かけ続けてください。
そうするとカビのタンパク質を変質させ、死滅させることができます。
カビ取り剤の使用も効果的ですよ。
2. 熱湯で排水口掃除をするのは『NG』
熱湯は排水管(塩化ビニール管:塩ビ管)を変形や破損させる可能性があります。
変形や破損してしまうと水漏れの原因になるので、熱湯は使わないでください。
・正しい清掃方法
50~60℃程度のお湯を使用すると塩ビ管も痛まず、油汚れや臭いの原因である雑菌の除去に役立ちます。
しつこい汚れにはパイプクリーナーの使用もオススメです。
3. トイレ掃除にも熱湯は『NG』
陶器製の便器に熱湯を使用すると、急激な温度変化によって便器がひび割れるリスクがあります。
便器を交換する際には高額の費用がかかる場合もあるので、熱湯は使わないようにしましょう。
・正しい清掃方法
トイレ用の中性洗剤とブラシを使用して、汚れを落とします。
研磨剤入りの洗剤や硬いブラシの使用は便器を傷つけ、そこに雑菌が溜まる原因となるので避けましょう。
4. 熱湯で換気扇フィルター掃除は『NG』
熱湯はフィルターの変形や変色を引き起こす可能性があります。
熱に弱い素材で出来ていることが多いので注意が必要です。
・正しい清掃方法
50℃のお湯に重曹を混ぜ、フィルターをつけ置きすることで油汚れを効果的に除去できます。
その後、スポンジで洗い、水洗いして乾燥させます。
結論
熱湯を使った掃除は、特定の条件下でのみその効果を発揮します。
安全な掃除方法を選択し、家庭内の衛生状態を保ちましょう。
安全な掃除方法を選択し、家庭内の衛生状態を保ちましょう。