1. 味や食感の低下
家庭での冷凍は急速冷凍に比べて時間がかかりがちです。
この『緩慢冷凍』により食品の組織が壊れてしまうのです。
結果として解凍時には水分が多く出てしまい、カレーの味や食感が悪化してしまいます。
冷凍を繰り返すとさらに組織は壊れてしまい、美味しくなくなる可能性があるんです。(※1)
2. 食中毒のリスクが上がる
カレーに多い「ウエルシュ菌」などの細菌は、-10度以下の環境では活動を停止します。
しかし、冷凍しても死滅するわけではないため解凍すると細菌の活動が再開してしまいます。
再冷凍しても既に増えている細菌量を減らすことはできません。
特にウエルシュ菌は『耐熱性芽胞』を形成するため(※2)、加熱しても完全には死滅しないことがあります。
結論
カレーの再冷凍は、味や食感の低下、食中毒のリスク増大の観点から避けるべきです。
カレーを冷凍保存する際には「解凍したら食べ切る」を原則としてください。
(参考文献)
※1:日本冷凍食品協会「ホームフリージング」
https://www.reishokukyo.or.jp/frozen-foods/home-freezing/
※2:内閣府食品安全委員会「冷蔵庫に入れれば大丈夫?~食品の保存を理解する~」
https://www.fsc.go.jp/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2701_r4.html
カレーを冷凍保存する際には「解凍したら食べ切る」を原則としてください。
(参考文献)
※1:日本冷凍食品協会「ホームフリージング」
https://www.reishokukyo.or.jp/frozen-foods/home-freezing/
※2:内閣府食品安全委員会「冷蔵庫に入れれば大丈夫?~食品の保存を理解する~」
https://www.fsc.go.jp/e-mailmagazine/e-mailmagazine_h2701_r4.html