1. 変色した牛肉は食べても大丈夫?
・灰色や茶色に変色した牛肉
購入したての牛肉が鮮やかな赤色でない場合でも、大抵の場合は食べても問題ありません。
牛肉の色は「ミオグロビン」という物質によって決まり、ミオグロビンは酸素と結びつくことで鮮やかな赤色になります。
そのため、酸素と十分に触れ合っていない場合は牛肉は赤くならずに灰色や茶色を帯びることもあるんです。
ただし、時間の経過でそのような色に変わった牛肉は酸化により鮮度が落ちているため避けた方が無難です。
・緑や青に変色した牛肉
牛肉が青緑色に見える場合でも、安全に食べられることが多いです。
この色は、牛肉の中に含まれる「ビリベルジン」という胆汁の色素によるものです。
しかし、カビや微生物による緑色への変化は食中毒のリスクを伴うため、緑色に変化していた場合は注意が必要です。
2. 変色した牛肉が腐っているかの見分け方
・酸っぱいにおいの有無
腐敗が進むと牛肉からは酸っぱいにおいがします。
このにおいがする場合は、牛肉の酸化が進んでいる証拠であり、食べると食中毒になる可能性があるので避けましょう。
特に、ヨーグルトのようなにおいがする場合は、腐敗が進んでいる証拠なのですぐに廃棄しましょう。
・ネバネバ感の確認
お肉を触ってみてネバネバしている場合は腐敗菌が内部に広がり、タンパク質を分解している証拠です。
このような肉も食べずに廃棄しましょう。
・脂肪の色の確認
新鮮な牛肉の脂肪は白く、はっきりとしています。
鮮度が落ちると脂肪は黄色や茶色に変わり、赤身と混ざるので脂肪の色と脂肪と肉の境界線をよく確認してみましょう。
3. 傷んで変色してしまった牛肉は...
変色した牛肉は焼いて食べても大丈夫ですが、腐敗が進んでいる場合は避けるべきです。
加熱しても残る毒素が健康を害する恐れがあります。
特に、免疫力が低い人はより一層の注意が必要なので、不安がある場合は食べるのを避けましょう。
結論
牛肉が変色している場合は、全体的な状態を見て判断することが重要です。
においや手触り、脂肪の色など、複数のポイントから総合的に食べられるか判断してみてくださいね。
(参考文献)
厚生労働省 食中毒
https://www.mhlw.go.jp/
においや手触り、脂肪の色など、複数のポイントから総合的に食べられるか判断してみてくださいね。
(参考文献)
厚生労働省 食中毒
https://www.mhlw.go.jp/