1. スイカと天ぷらの食べ合わせ
天ぷらとスイカの組み合わせは、消化の面で問題が起こりやすいとされています。
天ぷらは油を多く使用する料理であり、一方スイカはその身に水分が非常に含まれています。
これらを同時に食べると、胃液が薄まり胃が冷えて消化不良を招く可能性があるのです。(※1)
同様の理由でかき氷も食べ合わせが悪いものの1つと言えるでしょう。
(参考文献)
※1出典:農林水産書『食慣行と「合食の禁」(その1)』
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010163236.pdf
2. 脂質の消化について
天ぷらは食材を衣で包み、油で揚げるため脂質が豊富です。
これが胃に入ると、通常の食べ物が消化される平均的な時間より長く消化に時間がかかります。(※2)
さらに、体温よりも冷たい飲み物や食べ物を摂取すると、胃の運動が一時的に減少してしまいます。(※3)
結果、消化がさらに遅れて胃に負担がかかってしまうのです。
天ぷらを食べるときは冷たい水を沢山飲んだり、水分を多く含む食材を食べ過ぎたりしないようにしましょう。
※2出典:大原薬品工業株式会社「第3回腸のお悩みに。冬の便秘を防ごう!」
https://www.ohara-ch.co.jp/meitantei/vol03_1.html
※3出典:国立研究開発法人科学技術振興機構「摂取する水の温度と量がヒトの胃運動に及ぼす影響」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/64/1/64_1_19/_pdf
結論
天ぷらとスイカやかき氷などの冷たい食べ物は、食べ合わせがよくないため注意が必要です。
天ぷらを美味しく食べるためには冷たい水や、水分を多く含む食材の食べ過ぎに注意してみましょう。
天ぷらを美味しく食べるためには冷たい水や、水分を多く含む食材の食べ過ぎに注意してみましょう。