1. キャベツは虫にとっても美味しい野菜
キャベツによく付く虫としては、モンシロチョウの幼虫であるアオムシが一般的です。
アオムシはキャベツを非常に好むため、放置すると大量に葉を食べ尽くしてしまうことがあります。
店頭に出される前には、通常、店員がこれらの虫を取り除いていますが...。
キャベツの葉の内部に残ってしまうこともあり、その場合は自分で対処する必要があります。
実はアオムシは一部の地域で食用にされることもあり、誤って食べても健康に問題はありません。
しかし、ナメクジが付いている場合は寄生虫のリスクがあるため注意が必要です。(※1)
(参考文献)
※1参照:愛知県衛生研究所「「広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)とはどんな寄生虫?」
https://www.pref.aichi.jp/eiseiken/5f/kanton.html
2. キャベツに虫がいたときの対処法
虫が付着している場合、取り除いた後は普通に食べても問題はありません。
これらの虫は皮膚トラブルを避けるためにもできるだけ手袋をして取り除きましょう。
しかし、ナメクジには注意が必要です。
ナメクジは広東住血線虫を保有している可能性があるため、誤って食べないようにしなければなりません。(※2)
吐き気や微熱が続く可能性があるのでしっかりと取り除き、流水で洗うことが重要です。
※2参照:厚生労働省「住血線虫症」
https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name15.html
3. キャベツの虫を落とす洗い方
キャベツに付着した虫を効果的に取り除くためには、1枚ずつ葉をはがし、流水で洗い流すのが効果的です。
カットした後で洗う場合は、ザルを使ってボウルの中で流水にさらして洗いましょう。
また、くし切りにしたキャベツを水の中で左右に振りながら洗うと葉の間に入り込んだ虫や汚れを効果的に除去することができますよ。
結論
キャベツに虫が付いていた場合でも、正しい知識と方法で対処すれば、安心して料理に使用できます。
キャベツを調理する前にまず虫の有無を確認し、適切な調理をしましょう。
キャベツを調理する前にまず虫の有無を確認し、適切な調理をしましょう。