1. 雪かき道具の特徴と使い方
雪かき道具にはさまざまな種類があり、それぞれに合った使い方があります。
ここでは主な道具とその特徴を紹介します。
■雪はね
軽量なポリエチレンやポリカーボネート製で、女性や高齢者でも扱いやすいスコップです。
雪をすくって放り投げるだけのシンプルな使い方ですが、重い雪や硬い雪には向きません。
無理に持ち上げると割れることがあるので注意しましょう。
■スノーラッセル(スノープッシャー)
雪を押し出して除雪する道具で、持ち上げる動作が不要なため、身体への負担が軽減されます。
ただし、大量の雪には不向きで、スコップ部分から雪があふれることがあります。
積雪が少ないときに使うと効果的です。
■スノーダンプ(ママさんダンプ)
大量の雪を押しながら移動させることができる便利な道具です。
雪を持ち上げる必要がないため、大雪でも比較的楽に除雪できます。
■角スコップ
四角い皿のスコップで、地面の雪を効率よくすくえるのが特徴です。
一度に多くの雪を運べます。
■剣先スコップ
先端が鋭く尖っているため、凍った雪や硬い雪を崩すのに最適です。
硬い地面に積もった雪を掘り進める際に役立ちます。
■スノースコップ
柄が短く、皿が大きいスコップで、狭い範囲の雪かきに適しています。
2. 雪かきを楽にするためのコツ
雪かきを効率よく行うためには、以下のポイントを意識しましょう。
■雪を切り出してからすくう
雪をすくうときに無理に突き刺すと、腰への負担が大きくなります。
スコップに乗せられるサイズに雪を切り出してからすくうことで、作業が楽になります。
■全身を使う
作業時には、手だけでなく全身を使うことで負担を分散させましょう。
スコップを手の甲が上になるように持つと、自然に全身を使えます。
■スノーダンプを活用
雪を一箇所に集める場合はスノーダンプを使うと効率的です。
雪を押し込むようにして山を作れば、簡単に雪をまとめられます。
3. 雪かきをする際の注意点
雪かき作業は重労働であるだけでなく、事故につながる危険も伴います。
以下の点に注意して作業を進めてください。
■屋根からの落雪には注意
軒下での作業時には、落雪に十分気をつけましょう。
雪の量や硬さによっては命に関わる事故につながる場合もあります。
軒下にはなるべく近づかないようにしましょう。
■雪下ろし時の転落に注意
屋根の雪下ろしを行う際は、安全対策が必須です。
命綱や安全帯、ヘルメットを着用し、必ず複数名で作業しましょう。
準備が整っていない場合は無理に作業をせず、専門業者に依頼するのが安全です。
結論
雪かきは体力を消耗する重労働ですが、適切な道具と正しい方法を使えば、負担を減らせます。
また、安全への配慮を忘れず、落雪や転落などの危険を避けるよう注意しましょう。
また、安全への配慮を忘れず、落雪や転落などの危険を避けるよう注意しましょう。