1. 水筒の茶渋を放置するとどうなる?
水筒に緑茶や麦茶を入れていると、次第に茶渋が溜まっていきます。
茶渋はお茶の成分が付着したものですが、放置すると次のような問題が発生します。
・雑菌の繁殖につながる
茶渋そのものは害のあるものではありませんが、水筒内部に残ると雑菌が繁殖しやすくなります。
特に水筒は乾燥しにくいため、湿気と茶渋が合わさると菌が増えやすくなります。
・においやカビの原因になる
茶渋が残ったままにしておくと、次第に水筒の内部に嫌なにおいがついたり、カビが発生しやすくなります。
衛生的に保つためにも、早めに落とすことが大切です。
2. 水筒の茶渋を簡単に落とす方法
茶渋は中性洗剤とスポンジで洗うだけでは、なかなか落ちません。
しかし、以下の方法を試せば簡単にキレイにできます。
◎酸素系漂白剤で浸け置き洗い
1.水筒に40℃程度のぬるま湯を注ぐ
2.酸素系漂白剤を適量溶かす
3.キャップを外したまま15分〜1時間ほど放置
4.ボトルブラシで優しく洗う
5.すすいでしっかり乾燥させる
※水筒の材質によっては酸素系漂白剤の使用がNGの場合があるため、事前に取扱説明書やメーカーのサイトを確認しましょう。
◎パッキンやキャップも浸け置き洗いを
水筒の茶渋を落とす際は、パッキンやキャップも同様に浸け置きして清潔に保ちましょう。
ただし、キャップが外れないタイプの水筒は無理に外さないよう注意してください。
3. 水筒の茶渋を取る際の注意点
水筒の茶渋を落とす際には、次の点に気をつけましょう。
・取扱説明書を事前に確認する
・塩素系漂白剤は使用しない(錆や劣化の原因になる)
・水筒の外側は浸け置きしない(塗装が剥がれる可能性あり)
・ キャップは外しておく
・ 硬いブラシでゴシゴシこすらない(傷がつくと汚れが溜まりやすくなる)
・ 洗った後はしっかりすすぎ、完全に乾燥させる
特に、強くこすると水筒の内側に傷がつき、茶渋がさらに付きやすくなるため、柔らかいブラシで優しく洗いましょう。
4. 水筒に茶渋が付くのを防ぐ方法
茶渋が蓄積するのを防ぐには、日々のちょっとした工夫が大切です。
◎飲み残しを放置しない
水筒にお茶を長時間入れたままにすると、茶渋が残りやすくなります。
帰宅後はすぐに中身を捨てるようにしましょう。
◎毎回しっかり洗う
使用後はすぐに、中性洗剤を使って水筒本体・パッキン・キャップを丁寧に洗いましょう。
分解できる部分は全て外し、ボトルブラシで優しく洗うのがポイントです。
◎傷をつけないよう注意する
水筒の内部に傷ができると、そこに茶渋が蓄積しやすくなります。
研磨剤入りのスポンジや硬いブラシの使用は避け、柔らかいブラシで洗いましょう。
結論
水筒に茶渋が蓄積すると、雑菌が繁殖しやすくなり、においやカビが発生しやすくなります。酸素系漂白剤を使えば簡単に落とせるため、定期的にお手入れをしましょう。
また、普段からこまめに洗い、飲み残しをすぐに捨てることも大切です。取扱説明書を確認しながら、正しい方法で清潔に保ち、長く快適に水筒を使い続けましょう。