1. お風呂の残り湯を活用するメリット
1.水道代の節約
お風呂の水量は家庭によって異なりますが、一般的な浴槽には約200Lの水が入ります。
これを毎日新しいお湯にすると、1年間で約73,000Lもの水を使用することになります。
残り湯を再利用すれば、その分の水道代を節約できますね。
2.環境への配慮
節水は家計の負担を減らすだけでなく、環境保護にも役立ちます。
水資源の無駄遣いを減らすことで、持続可能な社会の実現に貢献できるでしょう。
2. 残り湯の便利な活用方法
1.洗濯に活用
残り湯の最も一般的な活用法が洗濯です。
特に温かい状態の残り湯を使うと、洗剤の溶けがよくなり、汚れ落ちも向上します。
ただし、すすぎにはきれいな水を使いましょう。
2.掃除に活用
残り湯は床やトイレ、玄関の掃除にも活用できます。
床掃除やトイレ掃除、玄関のたたきの清掃など、水をたくさん使う場面で活用すると水道代を節約できます。
また、靴を洗うのにも使えます。汚れがひどい場合は、酸素系漂白剤と併用するのもおすすめです。
3.植物の水やり
残り湯は庭や家庭菜園の水やりにも活用できます。
ただし、入浴剤を入れたお湯は植物に害を与えることがあるため、使用を避けましょう。
また、高温のままでは植物を傷める可能性があるため、冷ましてから使用することが大切です。
4.洗車に活用
洗車には多くの水を使いますが、残り湯を利用すれば節水になります。
バケツにためた残り湯でスポンジ洗車し、仕上げに水で流せば、車を清潔に保ちながら水道代を抑えられます。
3. 残り湯を活用する際の注意点
1.浴槽を清潔に保つ
お風呂の水は40〜43℃と温かいため、雑菌が繁殖しやすい環境です。
残り湯を再利用する際は、浴槽をこまめに掃除し、衛生的に保つことが大切です。
2.入浴剤の使用を控える
入浴剤入りの残り湯は、洗濯や植物の水やりに適していません。
特に、色付きや香りの強い入浴剤は、衣類に色移りしたり、植物に害を与えたりする可能性があるため注意しましょう。
3.できるだけ早く使用する
残り湯は時間が経つと雑菌が繁殖しやすくなります。
長時間放置すると、洗濯や掃除に使った際に嫌な臭いの原因になることも。
可能な限り早めに使用し、衛生的に管理しましょう。
結論
お風呂の残り湯を活用すれば、水道代を節約でき、環境にも優しくなります。洗濯や掃除、植物の水やり、洗車など、さまざまな用途に使えるため、日常生活でぜひ取り入れてみてください。ただし、衛生面に配慮し、浴槽の清掃や入浴剤の使用を控えるなどの注意点を守りながら、上手に活用しましょう。