『お弁当箱』は普通に洗ってるだけじゃ不十分！？臭いや雑菌を防ぐ【正しい洗い方】を教えます！

お弁当箱の臭いが取れにくいのには、主に2つの原因があります。

1．食材や油の臭いが染みつく
多くのお弁当箱はプラスチック製で、表面には目に見えない細かい凹凸があります。この隙間に食材の油分や臭い成分が入り込み、普通に洗うだけでは落ちにくくなります。そのため、臭いが残りやすくなります。

2．雑菌の繁殖
お弁当の中で雑菌が繁殖すると、腐敗臭が発生します。特に温かい状態のままフタを閉めたり、湿気がこもったりすると、雑菌が増えやすくなります。洗った後に水分が残っていると、雑菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。

お弁当箱にこびりついた臭いを取り除くために、以下の方法を試してみましょう。

1．ぬるま湯と塩を使う
塩には消臭や抗菌効果があります。お弁当箱にぬるま湯を入れ、大さじ3杯の塩を加えてよく混ぜます。フタをして振った後、ひと晩置くと臭いが和らぎます。

2．重曹で浸け置き
重曹は消臭効果が高く、お弁当箱の臭い対策に最適です。40～45℃のぬるま湯1Lに大さじ3杯の重曹を入れ、お弁当箱を1時間ほど浸けておくと効果的です。

3．漂白剤を使う
漂白剤には除菌作用と消臭効果があります。1Lの水に対して漂白剤10mlを入れ、お弁当箱を5分ほど浸け置きした後、よくすすいでください。

4．米の研ぎ汁を活用
米の研ぎ汁に含まれる乳酸菌には消臭作用があります。お弁当箱をひと晩研ぎ汁に浸けることで、臭いが軽減されます。

5．アルコールスプレーを使用
消毒用アルコールを洗ったお弁当箱に吹きかけることで、雑菌の繁殖を抑え、臭いを防ぐことができます。乾かす前にひと吹きするのがおすすめです。

臭いを防ぐためには、日々の使い方やお手入れ方法を見直すことが重要です。

1．食材はしっかり加熱し、完全に冷ましてから詰める
雑菌は高温多湿の環境で増殖しやすいため、お弁当に詰める前に食材をしっかり加熱し、完全に冷ましてから詰めることが大切です。温かいまま詰めると、フタの内側に水滴がつき、雑菌が繁殖しやすくなります。

2．きれいなスポンジで洗い、水分をしっかり拭き取る
使用後のお弁当箱は、清潔なスポンジで洗いましょう。汚れたスポンジで洗うと、逆に臭いが移る可能性があります。また、洗った後はすぐに水分を拭き取り、しっかり乾かしてください。

3．食べた後はすぐに軽く水洗い
食後すぐにお弁当箱を軽く水洗いするだけでも、臭いの発生を抑えられます。特に、長時間放置すると臭いがこもりやすくなるため、外出先でも可能な限りすすぐようにしましょう。

4．抗菌シートを活用
抗菌シートをお弁当の上に乗せることで、雑菌の繁殖を抑えることができます。ワサビやカラシ成分を含む天然素材のものを選べば、安心して使用できます。

お弁当箱の臭いが気になる場合は、プラスチック以外の素材を選ぶのも一つの方法です。

1．ステンレス製のお弁当箱
ステンレス製のお弁当箱は、臭いが付きにくく、汚れも落としやすいのが特徴です。ただし、電子レンジには対応していないため、温める必要がある場合は注意が必要です。

2．ホーロー製のお弁当箱
ホーローは表面がガラスコーティングされているため、臭いが染み込みにくいというメリットがあります。見た目もおしゃれで、長く使えるのが魅力です。

お弁当箱の臭いの主な原因は、プラスチック素材の特性と雑菌の繁殖です。臭いを取るには、ぬるま湯と塩、重曹、漂白剤、米の研ぎ汁、アルコールスプレーなどが効果的です。また、食材の取り扱いや洗い方を工夫し、抗菌シートや水洗いを取り入れることで、臭いの発生を防ぐことができます。

毎日のお弁当を快適に楽しむために、ぜひ今回の方法を試してみてください！