1. シンクの白い汚れの正体とは?
シンクにできる白い汚れの正体は主に以下の3つです。
◾️水垢
水道水に含まれるミネラル成分(カルシウムやマグネシウムなど)が蒸発後に固まり、水垢となります。
◾️カルキ汚れ
水道水の消毒に使われるカルキ(塩素化合物)が乾燥して白く固着したものです。
水垢と似た性質を持ちます。
◾️石鹸カス(特に金属石鹸)
水道水中のミネラル成分と石鹸や洗剤の成分が反応し、白くこびりつく汚れです。
頑固に固着しやすいのが特徴です。
2. シンクの白い汚れを簡単に落とす方法
白い汚れは、それぞれの種類に合った方法で落としましょう。
①クレンザーで水垢を落とす
◾️用意するもの
・クリームクレンザー(低研磨剤率タイプ)
・スポンジ
・乾拭き用の布
◾️手順
1.シンクにクレンザーを適量つける。
2.スポンジで円を描くように優しくこする。
3.流水でしっかりすすぎ、乾いた布で拭き取る。
②クエン酸で水垢を落とす
◾️用意するもの
・クエン酸(小さじ1杯)
・水(200ml)
・スプレーボトル
・キッチンペーパー
・ラップ
・スポンジ
・乾拭き用の布
◾️手順
1.スプレーボトルに水とクエン酸を入れ、よく混ぜる。
2.キッチンペーパーにクエン酸水を含ませ、汚れに貼る。
3.さらにクエン酸水をスプレーし、ラップで覆う。
4.30分~2時間放置後、ペーパーで拭き取る。
5.クエン酸水をつけたスポンジで円を描くようにこする。
6.すすいで乾いた布で水分を拭き取る。
◾️注意点
クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に併用しないようにしましょう。
③重曹とクエン酸で石鹸カスを落とす
◾️用意するもの
・クエン酸水(前述のもの)
・重曹(適量)
・スポンジ
・乾拭き用の布
◾️手順
1.クエン酸水を含ませたキッチンペーパーを石鹸カスに貼り、1~2時間放置。
2.ペーパーで拭き取り、水洗いする。
3.石鹸カスに重曹を振りかけ、30分~1時間放置。
4.スポンジでこすり洗いし、すすいで乾いた布で拭き取る。
3. シンクの白い汚れを防ぐ方法
白い汚れは予防することで、掃除の手間を減らせます。
◾️水滴を残さない
使用後は乾いた布やタオルで水滴を拭き取ることで、水垢の発生を抑えられます。
◾️石鹸や洗剤の泡をしっかり洗い流す
石鹸カスの蓄積を防ぐために、洗剤を使った後はしっかりすすぎましょう。
◾️柑橘類の皮でこする
レモンやオレンジの皮に含まれる酸で軽くこすると、簡単に汚れ予防ができます。
結論
シンクの白い汚れは主に水垢と石鹸カスで、それぞれ異なる性質を持っています。汚れに合った掃除方法を選べば、効率よく落とせますよ。日々の簡単なお手入れで、清潔なシンクを保ちましょう。