1. カットとホールを使い分けてトマト缶を美味しく活用しよう
トマト缶には、カットタイプとホールタイプがあります。
各メーカーから両方が販売されており、価格もほぼ同じなので、どちらを選ぶか迷ったことはありませんか?
「味が濃い気がするからホール派」「切るのが面倒だからカット派」「その時の気分で選ぶ派」など、さまざまな意見があると思います。
しかし、どちらも同じトマトの水煮缶なので味に大きな違いはありませんが、料理によって適したタイプがあるんです。
【ホールタイプ】
ホールタイプは、加熱すると旨味が増すトマトを使用しており、味が濃く、煮崩れしやすいのが特徴です。
そのため、トマトソースなどの料理に最適です。
また、種が含まれている分、酸味がやや強めになります。
【カットタイプ】
カットタイプは果肉がしっかりしており、煮崩れしにくい種類のトマトを使用しています。
ソースのように煮崩れず、果肉がしっかり残るため、煮込み料理に向いています。
また、種が取り除かれているため、まろやかで優しい味わいになるのが特徴です。
メーカーによっては、ホールタイプとカットタイプで異なる品種のトマトを使っていることもあるので、売り場で缶の表示を見比べるのもおすすめですよ。
2. トマト缶を使った料理
■カットトマト缶を使った料理
カットトマト缶は、生でも食べられるため、短時間の加熱で仕上がる料理に向いています。
・冷製パスタ
・カルパッチョ
・トマトソース
・ドレッシング など
■ホールトマト缶を使った料理
ホールトマト缶は、しっかり火を通す料理に適しています。
・カレー
・ラタトゥイユなどの煮込み料理
・濃厚なソース
・スープ など
3. おすすめのトマト缶の食べ方は?
トマトは健康に良い食材として知られていますが、その理由をご存知ですか?
トマトに含まれる赤い色素「リコピン」には、アンチエイジングに役立つ抗酸化作用があると言われています。
さらに、生活習慣病予防の効果も期待され、研究が進められている注目の栄養素です。
トマトは1個あたり約30kcalと低カロリーながら食べごたえがあり、食事の前に食べることで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎ防止にも役立ちます。
そこでここでは、トマトを使った栄養バランスのよいレシピを紹介します。
【トマトとアボカドのさっぱりサラダ】
アボカドと玉ねぎを1cm角に切ります。
ドレッシングはオリーブオイル、レモン果汁、塩を好みの濃さに調整し、カットトマトを加えて作ります。
最後にアボカドと玉ねぎを和えれば完成です。ナッツを加えると、食感が楽しめますよ。
玉ねぎの辛みが苦手な場合は、水にさらしてから使うと食べやすくなります。
【魚介たっぷり!トマトパスタ】
あさり、タラ、エビなどの魚介をふんだんに使ったパスタです。
玉ねぎやほうれん草を加えると、栄養バランスがさらにアップします。
食材をソテーし、トマトソースと絡めるだけの簡単レシピ。
味付けはトマト缶、塩、オリーブオイルだけ。シンプルなのもうれしいポイントです。
【食べる野菜スープ】
ビタミンやミネラルがたっぷりの野菜スープは、腹持ちが良くダイエット中にもおすすめです。
みじん切りにしたショウガとにんにく、1cm角にカットした玉ねぎ、にんじん、キャベツ、セロリ、ベーコンを炒め、ホールトマトと水、コンソメ、ローリエを加えて煮込みます。
強火で加熱し、火が通ったら弱火にしてふたをし、具材が柔らかくなるまで煮込みます。
最後に塩こしょうで味を調えれば完成です。
結論
栄養価が高く低カロリーなトマト缶は、毎日の食事に取り入れたい食材です。
野菜や肉との組み合わせを工夫して、ぜひお好みのアレンジを試してみてくださいね。
野菜や肉との組み合わせを工夫して、ぜひお好みのアレンジを試してみてくださいね。