1. 豆苗とは?
豆苗は、エンドウ豆のスプラウトで、種から伸びた茎と葉を食べられます。
スプラウトにはカイワレ大根やブロッコリーもありますが、豆苗も同様に栄養価が高いのが特徴です。
特にビタミンA、B2、Kが豊富です。
2. 豆苗を再生栽培する方法
豆苗は、一度刈り取っても再び成長し、再収穫が可能です。
再生栽培を成功させるためのコツを紹介します。
■豆苗を刈り取る位置
再生栽培を成功させるには、最初の刈り取り位置が重要です。
根元にある小さな「わき芽」を育てることで、再び収穫できます。
豆やスポンジから5~7cmほど上の部分で刈り取ると、わき芽が成長しやすくなりますよ。
■豆苗を再生させる方法
最も手軽なのが、水を入れた容器で育てる方法です。
タッパーやプラスチックパックなど、浅めで豆苗の根がすっぽり収まる容器を用意し、豆の下まで水を入れます。
日当たりのよい場所に置き、水を毎日交換するだけで、1週間ほどで食べごろに成長しますよ。
豆苗は、土でも再生栽培できます。
プランターに培養土を入れ、刈り取った後の根を水に浸して少し茎が伸びてから植えると、より成長しやすくなります。
密集を防ぐため、適度に間隔をあけて植えるとより育ちやすくなるのでチャレンジしてみましょう。
3. 豆苗の再生栽培のコツ
■日当たりの良い場所に置く
豆苗は日当たりがよい場所で育てると、丈夫に成長します。
室内の光でも育ちますが、日光に当てたほうが茎が太くなり、風味も良くなります。
ただし、夏場の直射日光は避け、レースのカーテン越しにするのがおすすめです。
豆苗の生育適温は15~25℃。夏はクーラーの風、冬は窓際の寒さに注意しましょう。
■こまめに水を交換する
水耕栽培の場合、水を清潔に保つことが大切です。
水を交換しないと、腐ったりカビが生えたりする原因になります。
基本は1日1回、夏場は2回を目安に交換するといいでしょう。
また、豆の部分が水に浸からないようにし、根だけに水が届くようにすると、健康的に育ちますよ。
■虫が発生しないようにする
気温や湿度が高いと、コバエやチョウバエなどの虫が発生しやすくなります。
特に水耕栽培では、水の中に虫が産卵してしまうと水が腐る原因に!
虫を防ぐためにも、こまめに水を交換し、生ゴミを放置しないようにしましょう。
4. 再生栽培した豆苗の収穫方法
豆苗は再生栽培すると、1~2週間で収穫できます。
■1~2週間で収穫が可能
生育の速さは季節や環境によって異なります。
夏はこまめに水を交換し、冬は暖かい場所に置くと、より早く成長します。
買ってきたときと同じくらいの大きさになったら、食べごろです。
■再生回数は2回が限界
豆苗は何度も再生できるわけではなく、一般的には2回までが限界とされています。
3回目以降はわき芽の成長が鈍くなり、収穫できる量が減ってしまいます。
また、夏場は水温が上がりやすく豆が腐ったりカビが生えたりする可能性も高まるため、再生栽培は2回目までにしておきましょう。
結論
再生栽培のポイントは、日当たりを確保し、こまめに水を交換すること。また、虫の発生を防ぐことも重要です。
スーパーで購入した豆苗は2回まで再生できるといわれているので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
スーパーで購入した豆苗は2回まで再生できるといわれているので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。