1. 引っ越しを自分でやった結果...
業者に頼まずに、自分で引っ越ししたときのことです。
洗濯機を持ち上げた瞬間、中から水がドバッと流れ出し、驚きました。
原因は、水抜きを忘れていたことでした。
床は一気に水浸しになり、靴もズボンもびしょ濡れに。「マジか...」と絶望しながらも、なんとかトラックまで運びました。
そして、洗濯機をどかしたあとの床を見て、またビックリ! 埃やカビの塊がびっしりとこびりついていました。
埃は濡れた雑巾で拭けばなんとかなりますが、問題はこびりついたカビでした。
普段の掃除ではなかなか手が回らない場所だったので、長い間放置されていたせいか、奥までしっかり入り込んでいました...。
漂白剤を使って何とか落としましたが、大変だったので、「洗濯機の下の掃除も定期的にやろう...」と心に誓いました。
2. 洗濯機の水抜きとは?
洗濯機の「水抜き」とは、洗濯槽や給排水ホースに残っている水を抜く作業のことです。
日常的に洗濯機を使用する際には必要ありませんが、引っ越しなどで洗濯機を移動させる際には行うのが一般的です。
ここではそんな洗濯機の水抜き方法について詳しく紹介します。
■洗濯機の水抜き方法
以下に、一般的な洗濯機の水抜き手順を紹介します。
ただし、メーカーや機種によって手順が異なる場合があるため、作業前に必ず取扱説明書を確認し、指示に従ってください。
【水抜きの手順】
①洗濯槽を空にして、給水ホースがつながっている水道の蛇口を閉めます。
②洗濯機の電源を入れ、標準コースでスタートボタンを押し、30秒〜1分ほど回したら一時停止し、電源を切ります。
③洗面器(バケツ)を下に置き、給水ホースを蛇口から取り外し、洗濯機側の給水ホースも取り外します。
④再び洗濯機の電源を入れ、最短コースで脱水をします。
⑤洗濯機を止め、コンセントから電源プラグを抜き、洗濯槽内の水分をタオルなどで拭き取ります。
⑥洗面器(バケツ)を用意し、排水口から排水ホースを抜いて水を出し切りましょう。
給水ホース、洗濯槽、排水ホースの順に水を抜いていく流れになります。
手順はやや多いですが、特別な道具も必要なく、難しい作業ではないので安心してください。
■水抜きに失敗しないためのコツ
・給水ホースを外す前に蛇口を閉める
普段開けっぱなしにしている蛇口を閉めずに給水ホースを抜くと、水が吹き出して大惨事になる可能性があります。
必ず事前に蛇口を閉めてから作業を行いましょう。
・洗面器とタオルを用意する
給水ホースを外す際には、少量の水が残っていることがあるため、洗面器を下に置き、タオルを添えて作業を行うと安心です。
・排水ホースの水をしっかり抜く
排水ホースは蛇腹(ジャバラ)状のため、水が残りやすい構造になっています。
可能であれば洗濯機を少し傾けると、よりしっかりと水を抜くことができます。
・水の音がしても問題なし
水抜きをした後でも、洗濯機を持ち上げると「チャプチャプ」と音がすることがあります。
これは「液体バランサー」や「バランスリング」と呼ばれる水で、洗濯機のバランスを取るために必要なものです。
完全に抜く必要はないので、そのままで問題ありません。
結論
エピソードとそれにちなんだ豆知識を紹介しました。
洗濯機を移動させる際には事前の準備をしっかり行ってから作業を進めましょう。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
洗濯機を移動させる際には事前の準備をしっかり行ってから作業を進めましょう。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。