1. お風呂の排水口つまりの原因
■髪の毛
もっとも多いつまりの原因です。
人は1日に約100本の髪が抜けるといわれ、シャンプー中に多く流れ込みます。
髪には石けんカスや垢が付きやすく、つまりやすくなります。
■石けんカス
固形石けんだけでなく、シャンプーやボディソープの成分もカスとして残り、髪の毛に絡んでヘドロ状の塊になります。
■皮脂汚れ
洗い落とした皮脂は、排水管の内側に残りやすく、家族が多いと蓄積も早まります。
■固形物
入浴剤の包装、ヘアゴム、カミソリの刃などが流れてしまうと、汚れが付着してつまりの核になります。
小さな部品も詰まりの原因になるため、注意が必要です。
2. お風呂の排水口つまりの直し方
排水口がつまったときは、以下の方法を試してみましょう。
①ワイヤーハンガーを使う
ハンガーをまっすぐ伸ばし、排水トラップを外して奥に差し込み、回しながら中の汚れを取り除きます。
この方法で軽い詰まりは解消できます。
②パイプクリーナーを使う
市販のワイヤー式パイプクリーナーは、頑固な汚れにも効果的です。
他の水まわりにも使え、価格は1,000~3,000円ほどです。
③ラバーカップを使う
トイレの詰まりにも使われる「スッポン」と呼ばれる道具です。
押すときに力を入れ、引くときはゆっくり行うのがポイントです。
④真空式パイプクリーナーを使う
水がなくても使用できる強力な吸引力を持つタイプです。
固形物も引き込めるため、効果が高い方法です。
⑤重曹とクエン酸を使う
完全につまっていない状態には、重曹とクエン酸が有効です。
3:1の割合でまぜて排水口にふりかけ、水をそそぎ、1時間ほど置いてから流します。
3. 排水口の掃除方法
①ふたを洗う
髪の毛やゴミはふき取り、もう使わなくなった歯ブラシなどで衛生的に掃除しましょう。
②ゴミを取り除く
たまったゴミも忘れずに取り除きましょう。
こびりついた汚れにはハンガーなどが便利です。
③洗剤を使う
汚れの性質に合った洗剤を使い分けましょう。
石けんカスにはクエン酸、皮脂汚れには重曹が効果的です。
4. 排水口つまりを予防するコツ
■定期的に掃除する
小さな汚れのうちに取り除いておけば、つまりにくくなります。
毎日ゴミを取り、週に一度は掃除を行う習慣をつけましょう。
■浴槽のゴミを取ってから水を流す
水を流す前に髪の毛やゴミをネットですくい取ると、つまり防止になります。
■ヘアキャッチャーにネットをつける
網目の細かいネットを使えば、髪の毛の流出を防げます。
100円ショップで手に入り、使い捨てできるので掃除も楽になります。
結論
排水口のつまりは、髪の毛や石けんカス、皮脂汚れ、固形物が主な原因です。
普段からこまめに掃除して、つまりをしっかりと予防しておきましょう。
普段からこまめに掃除して、つまりをしっかりと予防しておきましょう。