1. なぜトイレに掃除機をかけてはいけないのか?
◾️掃除機のヘッドが汚れてしまう
トイレの床には、衣服やトイレットペーパーの繊維、ホコリがたまりやすく、さらに尿の飛沫が付着しています。
掃除機をかけると、これらの汚れがヘッドに付着し、そのままほかの部屋を掃除すると雑菌を広げることになります。
◾️目に見えない汚れが広がる可能性
トイレの床には、目に見えない尿の飛沫や雑菌が多く存在しています。
掃除機の吸引力によって、それらが舞い上がり、空気中に拡散する可能性も...。
その結果、掃除しているつもりでも、かえって不衛生な状態を招くことがあります。
2. 衛生的に掃除機をかける方法
◾️トイレ専用の掃除機ヘッドを使う
トイレ専用の掃除機ヘッドを用意し、ほかの部屋と分けて使用するのが理想的です。
100円ショップなどで購入できる交換用ノズルを取り付けるのも効果的です。
また、トイレットペーパーの芯を利用して、使い捨てノズルを自作する方法もあります。
◾️先に拭き掃除をしてから掃除機をかける
トイレの床をいきなり掃除機で吸うのではなく、まずトイレ用の除菌シートや床用クリーナーで汚れを拭き取ります。
その後に掃除機をかけることで、ヘッドの汚れを最小限に抑えられます。
フロアワイパーを使えば、立ったまま手軽に拭き掃除ができます。
◾️掃除機のヘッドを除菌する
トイレ掃除後は、掃除機のヘッドを除菌シート等で必ず除菌しましょう。
掃除の順番を工夫し、トイレは他の部屋の掃除の最後に回すのがおすすめです。
3. トイレ掃除で気をつけたいポイント
◾️トイレマットには掃除機をかけない
トイレマットは、ホコリや尿の飛沫を吸収しているため、掃除機をかけるとヘッドが汚れてしまいます。
掃除機ではなく、定期的に洗濯することで清潔に保ちましょう。
◾️掃除の順番を意識する
効率よく掃除するには、"手前から奥"、"上から下"の順番を意識するとよいでしょう。
汚れを広げずに済み、トイレ全体を清潔に保てます。
◾️尿の汚れは拭き掃除が必須
尿汚れはアルカリ性なので、弱酸性のクエン酸を使うと効果的に落とせます。
水250mlに対して、クエン酸小さじ1/2を溶かし、スプレーボトルに入れて床や壁に吹きかけて拭くと、ニオイも軽減できます。
結論
トイレに掃除機をかけると、ヘッドが汚れたり、雑菌が広がるリスクがあります。しかし、専用ヘッドの使用や、拭き掃除を取り入れることで、衛生的に掃除機を活用することも可能です。掃除機を使う際の注意点を意識しながら、清潔なトイレを維持しましょう。