1. ご飯を美味しく冷凍する方法
ご飯を冷凍する際の方法を間違えると、解凍後に食感が悪くなってしまいます。
正しい冷凍方法を知って、美味しさをキープしましょう。
◾️ラップで包んで保存するのがベスト
ご飯を冷凍するときは、ラップで包むのが最も簡単でおすすめの方法です。
食べる量に合わせて小分けにでき、冷凍庫内でも場所を取らずに保存できます。
ご飯専用の保存容器やタッパーを使う場合も、なるべく平らにして保存すると、解凍しやすくなりますよ。
◾️ ラップで包む際のポイント
1.炊きたての温かいご飯をラップの上にのせる(茶碗1杯分が目安)
2.温まりムラを防ぐために、平らにして包む
3.粗熱を取ってから冷凍庫に入れる
また、ご飯専用の保存容器やタッパーを使う場合も、同じように平らにして保存すると解凍しやすくなります。
2. ご飯の老化を防ぐことが美味しさのカギ
炊きたてのご飯はふっくらして美味しいですが、時間が経つと硬くパサついてしまいます。
これは「でん粉の老化」が原因です。冷凍する前に老化を防ぐことが、解凍後の美味しさを保つポイントになります。
◾️でん粉の老化とは?
お米に含まれるでん粉は、炊飯時に水分を吸収し、柔らかくなります。
しかし、ご飯が冷めると水分が抜け、でん粉が元の状態に戻ろうとするため、硬くなってしまいます。
一度老化したご飯は、解凍しても炊きたての食感には戻らないため、老化が進む前に冷凍することが大切です。
◾️炊きたてをすぐに冷凍するのがポイント
ご飯は、炊きたての状態で素早く冷凍することで、ふっくら感を保つことができます。
・炊き上がったらすぐにラップで包む
・急速冷凍機能がある場合は活用する
・急速冷凍ができない場合は、金属製のトレーの上に置いて冷やす
こうすることで、ご飯の水分を閉じ込めたまま保存できます。
3. ご飯を冷凍保存する際の注意点
ご飯を冷凍する際の保存期間や、長持ちさせるコツについても知っておきましょう。
◾️ 冷凍ご飯の保存期間は約1ヶ月
冷凍ご飯は、約1ヶ月間保存することができます。
それ以上保存すると、風味が落ちたり、乾燥してパサついたりする可能性があります。
また、冷凍していても劣化することがあるため、以下のような状態のご飯は食べないようにしましょう。
・黄色く変色している
・表面にカビが生えている
・異臭がする
冷凍すると菌の繁殖は遅くなりますが、完全に防げるわけではないので、なるべく早めに食べきりましょう。
◾️ ラップ+保存袋で保存すると長持ち
ラップに包んだご飯をそのまま冷凍するのではなく、ジッパー付きの保存袋に入れて保存すると、空気に触れにくくなり、乾燥を防ぐことができます。
・ラップで包んだご飯を密閉できる袋に入れる
・できるだけ空気を抜いて保存する
こうすることで、冷凍焼けを防ぎ、美味しさをキープすることができます。
◾️ 冷凍庫に入れるタイミングにも注意
炊きたてのご飯をすぐに冷凍するのは大切ですが、熱々のまま冷凍庫に入れると、庫内の温度が上がってしまい、他の食材が傷む原因になります。
・ご飯が手で触れられる程度に冷めてから冷凍する
・完全に冷ましてしまうと老化が進むため、適度な温度で冷凍する
このバランスを意識すれば、ふっくら美味しい冷凍ご飯が作れます。
結論
ご飯を美味しく冷凍するためには、炊きたてのうちに素早くラップで包み、適切に保存することが大切です。でん粉の老化が進む前に冷凍することで、解凍後もふっくらとした食感を楽しめます。また、ラップ+保存袋で保存すると、乾燥を防いで美味しさを長持ちさせることができますよ。今回紹介した方法を活用し、美味しいご飯をいつでも楽しんでくださいね。