1. 生食に向いているピーマンの特徴
生でピーマンを食べるときは、新鮮なものを選ぶことが大切です。
生食に適したピーマンの選び方を知っておきましょう。
■ピーマンの色とツヤをチェック
色が均一で、濃い緑色のものは新鮮です。また、ハリがありツヤのあるものを選びましょう。
軸の切り口が茶色く変色していたり、しなびているものは鮮度が落ちているため、避けましょう。
手に取ったときにずっしりと重みがあり、肉厚なものは、生でもおいしく食べられますよ。
■ヘタの形にも注目
ヘタの形は五角形や六角形があり、角が多い六角形のほうが苦味が少ないといわれています。
また、全体的に丸みのあるピーマンは苦味が少ないため、生食に適しています。
ヘタの部分は傷みやすいので、色が変わっていないか、しなびていないかも確認して選びましょう。
2. ピーマンの苦味をやわらげる切り方の工夫
ピーマンの苦味は、生のままだと加熱時よりも強く感じますが、切り方や下処理を工夫すれば軽減できます。
■苦味をおさえる切り方
ピーマンは繊維に沿って縦に切ることで、苦味を感じにくくなります。
逆に、輪切りにすると繊維を断ち切るため、苦味が強く出てしまいます。
輪切りにする場合は、できるだけ細く切ると苦味を抑えられますよ。
■湯通しでやさしい味に
完全な生ではなくなりますが、さっと湯通しするのもおすすめです。
苦味成分はお湯に溶けやすいため、沸騰したお湯に10秒ほどくぐらせると苦味が和らぎます。
ただし、長く加熱すると栄養が失われてしまうため、時間には注意が必要です。
3. 生で食べやすいピーマンの品種
ピーマンにはさまざまな品種があり、その中には苦味が少なく、生でも食べやすいものもあります。
苦味が苦手な人は、こうした品種を選んでみるのもひとつの方法です。
■こどもピーマン
小ぶりで苦味が少なく、子どもでも食べやすいことから名づけられた品種です。
長さは約10cmほどで、やさしい味わいが特徴です。
加熱せずに生でそのまま食べても美味しいですよ。
■フルーツピーマン
ピーマンの中でもとくに甘みが強く、苦味をほとんど感じません。
見た目もふっくらしており、緑だけでなく赤やオレンジ、黄色などカラフルな色合いがそろっています。
サラダなどにすれば、彩りがよく、見た目も華やかになりますよ。
■バナナピーマン
バナナのような形をしていて、大きさは約5cmほどです。
生産量が少なく、あまり流通していませんが、甘みがあり、生食にぴったり!
ただし、ごくまれにししとうのように辛みがあるものも混ざっていることがあるので、食べるときは注意してください。
結論
スーパーでよく見かける一般的なピーマンも、切り方を工夫すれば生でもおいしく食べられます。
また、ピーマンは品種によって苦味や甘みが異なるため、見かけたときにはぜひ試してみてくださいね。
また、ピーマンは品種によって苦味や甘みが異なるため、見かけたときにはぜひ試してみてくださいね。