1. カメムシ対策に役立つハッカ油スプレーの作り方
カメムシはミントのような香りを嫌うため、ハッカ油スプレーが効果的です。
網戸にスプレーすると、室内への侵入を防げます。
洗濯物に直接スプレーしても問題ありません。定期的に使って、効果を持続させましょう。
■用意するもの
・ハッカ油
・水(ふつうの水道水で可)
・無水エタノール
・スプレーボトル(ポリスチレン以外の素材がおすすめ)
■作り方
スプレーボトルに水90mlと無水エタノール10mlを入れ、そこにハッカ油を20滴ほど垂らします。
ボトルをよく振って混ぜれば、ハッカ油スプレーの完成です。
ハッカ油はポリスチレンを溶かしてしまうため、ガラス製などの容器を使うと安心です。
2. ハッカ油が使えない場合に効果のあるアイテム
ハッカ油が手元にないときや、ペットがいるため使いにくいときは、別の対策グッズもあります。
■トウガラシ
カメムシはトウガラシに含まれる「カプサイシン」を嫌います。
トウガラシを10〜20本ほど焼酎200mlと一緒に瓶に入れ、1ヶ月ほど置いて抽出液を作ります。
これを300倍に薄め、スプレーすればカメムシよけとして使えます。
刺激が強いので、使用時は目に入らないように気をつけてください。
■木酢液(もくさくえき)
木酢液もカメムシ対策に効果があります。
木炭などを燃やした際に出る煙を液体にしたもので、自然な成分が特徴です。
木酢液と水を1:1の割合で混ぜ、ペットボトルに入れてベランダなどにつるすと、カメムシやハチを寄せつけにくくなります。
木酢液はホームセンターなどで手に入りますよ。
3. カメムシのニオイが付いてしまったときの対処法
うっかりカメムシを刺激してしまい、ニオイが手や衣類に付いたり、部屋に広がってしまったりした場合は、以下の方法で対処してみてください。
■手に付いた場合
中性の食器用洗剤で洗うと効果的です。
カメムシのニオイは油に溶けやすいため、油汚れに強い洗剤が向いています。
オリーブオイルを数滴たらしてなじませたあと、ハンドソープで洗うのもおすすめです。
■衣類に付いた場合
中性洗剤でつけ置き洗いをしましょう。
また、熱でニオイが飛ぶ性質もあるため、スチームアイロンをかけたり、晴れた日に天日干しするのもよい方法です。
■部屋に広がった場合
室内にニオイがこもった場合、一気に消すのは難しいです。
こまめに換気をし、消臭スプレーを併用するなどして、少しずつニオイを薄めましょう。
結論
カメムシは嫌なニオイを出すため、侵入を防ぐのがもっとも効果的な対策です。
ハッカ油スプレーやトウガラシ、木酢液を使ってカメムシの侵入を防ぎ、手や衣類にニオイがついたら、中性洗剤などでしっかり落としましょう。
ハッカ油スプレーやトウガラシ、木酢液を使ってカメムシの侵入を防ぎ、手や衣類にニオイがついたら、中性洗剤などでしっかり落としましょう。