すぐ汚れる『お風呂の床』の掃除を楽にしたい…⇒実は”簡単裏ワザ”で速攻解決できる！

お風呂の床の汚れには、大きく分けて「水あか」「カビ」「皮脂」の3種類があります。
それぞれの特徴を理解し、適した掃除方法を実践することで、効果的に汚れを落とせますよ。

◾️　水あかとは？
水あかは、水道水に含まれるミネラル分が乾燥して固まることで発生します。
特に白っぽい汚れが目立つ場合は、水あかの可能性が高いです。

◾️　カビの発生原因
浴室は湿度が高いため、カビが繁殖しやすい環境です。
放置すると、床の溝や目地に根を張り、簡単には落とせなくなります。

◾️　皮脂汚れとは？
入浴時に体から出る皮脂や石けんカスが蓄積すると、ぬるぬるした汚れになります。
皮脂汚れはカビの栄養源にもなり、結果的に汚れがより落ちにくくなります。

汚れの種類に応じた掃除方法を選ぶことで、効率よく床をキレイにできます。
ここでは、手軽にできる掃除の裏技を紹介します。

◾️　水あかには「クエン酸水」
水あかはアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸を使うと効果的です。
【クエン酸水の作り方】
・ぬるま湯200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かす
・スプレーボトルに入れて、汚れが気になる部分に吹きかける
・頑固な汚れには、クエン酸水をかけた上からラップをしてしばらく放置する
・最後にスポンジやブラシでこすり、水で洗い流す

◾️　皮脂汚れには「重曹スプレー」
皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹が効果的です。
【重曹水の作り方】
・ぬるま湯100mlに重曹小さじ1杯を溶かす
・スプレーボトルに入れ、床にまんべんなく吹きかける
・スポンジやブラシでこすり、水で洗い流す

【重曹ペーストでさらに効果アップ】
・重曹と水を2：1の割合で混ぜる
・ゴミやホコリを取って、床を乾燥させておく
・汚れがひどい部分にペーストを塗り、キッチンペーパーをかぶせる
・さらにその上に重曹ペーストを塗り、ラップで密閉する
・半日ほど置いてから、ブラシでこすり落とし、水で流す

◾️　カビには「塩素系漂白剤＋片栗粉」
カビ汚れには塩素系漂白剤が有効ですが、液体のままだと流れやすいので、片栗粉を混ぜてペースト状にすると扱いやすくなります。
【カビ取りペーストの作り方】
・塩素系漂白剤と片栗粉を1：1の割合で混ぜる
・カビが気になる部分に塗り、5〜10分ほど放置する
・濡らしたキッチンペーパーで拭き取り、水で洗い流す

※クエン酸や酸性の洗剤と塩素系漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に混ぜてはいけません。

せっかく掃除したお風呂の床を、できるだけキレイに保ちたいですよね。
簡単な習慣を取り入れることで、汚れがつきにくくなります。

◾️　こまめな掃除がポイント
お風呂から出る前に、さっと洗剤を吹きかけてスポンジでこするだけでも、汚れの蓄積を防げます。
特に、入浴直後は汚れが落ちやすいので、手間をかけずに掃除できます。

◾️　お風呂上がりにシャワーで床を流す
体を洗ったあとの石けんカスや皮脂をそのままにしておくと、すぐに汚れがこびりついてしまいます。
浴室を出る前に、シャワーでサッと床を流す習慣をつけましょう。

◾️　換気をして湿気をためない
カビの発生を防ぐためには、浴室の湿気対策が重要です。
・窓を開ける
・換気扇を回す
・浴室のドアを少し開けて通気をよくする

このような工夫をするだけで、カビの発生を抑えられます。

お風呂の床の汚れの主な原因は、水あか・カビ・皮脂の3つです。汚れに応じてクエン酸や重曹、塩素系漂白剤を使い分けることで、簡単に掃除できます。また、こまめな掃除と換気を習慣づけることで、キレイな床を長持ちさせることができます。お風呂の掃除を少しでも掃除を楽にするために、今回紹介した裏技をぜひ試してみてください。