1. こんにゃく調理法①:炒める
ここで紹介するのは、ごま油で炒めて、唐辛子でピリッと仕上げる「雷こんにゃく」です。
炒める際に油がバチバチとはねる音から、「雷こんにゃく」という名がついたと言われています。
家庭ごとに味つけが少しずつ違い、いわゆる「おふくろの味」として親しまれている一品です。
■雷こんにゃくの作り方
①こんにゃくは手やスプーンでちぎり、さっと熱湯をかけて水気を切っておきます。
②フライパンにごま油を熱し、こんにゃくを水分が抜けて表面がチリチリになるまでしっかり炒めます。
③輪切りにした鷹の爪を加え、しょうゆと酒を入れて汁気がなくなるまでさらに炒めます。
④最後にかつおぶしを混ぜて完成です。
白ごまをふっても美味しく仕上がります。
少し時間をおくと味がなじみ、お弁当にもピッタリの味付けになりますよ。
2. こんにゃく調理法②:煮る
寒い季節になると、北海道などでは生のタラの子と真だらが店頭に並びます。
このタラの子を使い、つきこんにゃくと一緒に煮詰めた「子あえ」は、地元で親しまれている郷土料理のひとつです。
■子あえの作り方
①つきこんにゃくをさっと茹でます。
②タラの子には熱湯をかけて臭みを取り、薄皮に切れ目を入れておきます。
③しょうがを千切りにし、鍋に油をひいて炒め、香りが立ったら、こんにゃくとタラの子を加えてさらに炒めます。
④しょうゆを多めに入れ、酒、みりん、砂糖、出汁を加えて煮汁がなくなるまで煮詰めて完成です。
タラの子はほぐしすぎず、かたまりを残しても美味しくいただけますよ。
3. こんにゃく調理法③:ゆでる
おでんといえば、練りものや大根、卵、厚あげなどを煮込んだ定番料理ですが、味噌だれをかけていただく「味噌おでん」も格別です。
この味噌だれは、焼き豆腐や竹輪など、さまざまな具材とも相性抜群ですよ。
■味噌おでんの作り方
①白味噌、みりん、砂糖、水を鍋に入れ、弱火でゆっくり練ってから一度火を止めておきます。
②卵黄を水でのばして鍋に加え、手早く混ぜてから再び弱火で加熱し、なめらかに仕上げます。
③お好みで柚子の皮や生姜のすりおろしを加えれば、風味豊かな味噌だれの完成です。
④こんにゃくを三角や四角に切って、熱湯で茹でます。
皿に盛りつけたり、串に刺したりして、上から味噌だれをかけていただきましょう。
結論
こんにゃくは味が染み込みにくい食材ですが、下ごしらえや煮込みにひと手間かけることで、ぐっと美味しくなります。
今回紹介したこんにゃくの魅力を存分に味わえる料理を、ぜひ日々の献立に加えてみてくださいね。
今回紹介したこんにゃくの魅力を存分に味わえる料理を、ぜひ日々の献立に加えてみてくださいね。