1. 美味しさをキープするコツ
ナスは非常に繊細な野菜です。時間が経つとすぐにしなびたり変色したりしてしまいます。
美美味しさを保つには、以下のポイントに注意して保存しましょう。
■乾燥させない
ナスは90%以上が水分でできているため、乾燥にとても弱い野菜です。
保存する際には、乾燥を防ぐ工夫が欠かせません。
■冷やしすぎない
夏が旬のナスですが、実は寒さにも弱い性質があります。
気温が高い季節には冷蔵保存が基本ですが、冷やしすぎには注意が必要です。
また、購入時にはなるべく新鮮なものを選ぶことも大切です。以下の点を参考にして選んでみてください。
・皮の色が濃くツヤがあり、全体にハリがあるもの
・ヘタの部分がピンととがっているもの
・切り口が白く、みずみずしいもの
・手に取ったときにしっかり重みを感じるもの
2. ナスを冷蔵庫で保存するには?
寒さに弱いナスですが、夏のように気温が高い時期には冷蔵保存が適しています。
ただし、冷気や乾燥から守る工夫をすることが大切です。
■保存の手順
・ナスを1本ずつキッチンペーパーや新聞紙で包む
・包んだものをビニール袋や保存袋に入れる
紙で包めば冷気が直接当たらず、袋に入れることで水分の蒸発も防げます。
この状態で冷蔵庫の野菜室に入れ、3〜4日以内を目安に使い切るようにしましょう。
カットしたナスを保存する場合は、切り口をラップでしっかりと覆ってから袋に入れます。
切ったナスは傷みやすいため、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
3. ナスは冷凍保存もできる!
低温に弱いナスですが、保存方法を工夫すれば冷凍も可能です。
使う目的に合わせて保存方法を選びましょう。
冷凍保存したナスは、3〜4週間を目安に使い切るといいでしょう。
■生のままカットして冷凍
使いやすい形にカットし、フリーザーバッグに重ならないように入れて冷凍します。
しっかりと口を閉じて乾燥を防ぎましょう。
■加熱してから冷凍
ナスをラップで包んでレンジで加熱し、粗熱をとってから冷凍します。
そのまま冷凍するだけでなく、焼きナスや煮びたしなどに調理してからの保存も可能です。
冷凍用の保存容器を使っても問題ありません。
いずれも、粗熱をしっかりとってから保存するのがポイントです。
4. 冷凍したナスの解凍方法は?
冷凍したナスは、状態に合わせて使い方を工夫すると、より美味しく楽しめます。
基本的には完全に解凍せず、そのまま調理に使えるのも便利なポイントです。
■生のまま冷凍した場合
加熱調理前のナスは食感が変わりやすいため、煮物や汁物に使うのがおすすめです。
凍ったままの状態で鍋に入れて使いましょう。
■加熱して冷凍した場合
加熱済みのナスは、半解凍の状態で食べやすい大きさに切り、そのまま調理に使用できます。
冷凍により繊維が壊れているため、味がしみこみやすく、和え物や煮物などにぴったりです。
■調理してから冷凍した場合
焼きナスや煮物にしてから冷凍したものは、耐熱容器に移して電子レンジで温めるだけ。
すぐに食べられるので、忙しい日の一品にも役立ちます。
結論
ナスは少しの工夫で、日持ちも美味しさも大きく変わります。
旬の時期は手頃な価格で手に入ることも多いので、冷凍保存を活用して、さまざまなナス料理を楽しんでみてください。
旬の時期は手頃な価格で手に入ることも多いので、冷凍保存を活用して、さまざまなナス料理を楽しんでみてください。