1. 食べないほうがいいカップ麺の見分け方
カップ麺は、賞味期限が過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。
ただし、長期間放置されていた場合や保存環境が悪い場合には、目に見える異変が現れることがあります。
下記のような変化が見られたら、食べないようにしましょう。
■蓋が膨らんでいる
カップ麺の蓋が膨らんでいる場合は、注意が必要です。
膨らむ原因には大きく2つあり、ひとつは製造時や保存中の温度差で内部の圧力が変化し、膨らんでしまうケース。
これは賞味期限内でも起こることがあり、基本的には問題ありません。
もうひとつの原因は、油が酸化して、ガスが発生している可能性があるケース。
こちらは、期限が大幅に過ぎていたり、湿気の多い場所で保存されていたりすると起こりやすく、傷んでいる可能性があります。
■見た目やにおいの変化
蓋を開けて、次のような点もチェックしてみましょう。
・具材の変色
・カビが生えている
・虫が混入している
・酸っぱいようなにおい
・油っぽいにおいが強い
とくに古くなったカップ麺では、油の酸化によって独特なにおいが出ることがあります。
また、湿気の多い場所で保存されていた場合は、カビが発生していることもあるため、しっかり確認してから判断しましょう。
2. カップ麺を正しく保存するためのポイント
カップ麺は長持ちする食品ですが、保存方法によっては、賞味期限内であっても傷んでしまうことがあります。
品質を保ちながら保存するには、次のような点に気をつけましょう。
■保存場所の選び方
カップ麺は、レトルト食品と同様に常温で保存するのが基本です。
直射日光が当たる場所や、高温多湿な場所は避けてください。
押し入れや食品棚など、風通しがよくて温度の変化が少ないところが理想的です。
また、香りの強いもの(洗剤・芳香剤・防虫剤など)の近くに置くと、においが移るおそれがあります。
におい移りが気になる場合は、密閉できる収納ケースに入れておくと安心です。
開封してしまったカップ麺は、すぐに調理して食べきるようにしてください。
結論
カップ麺が傷んでいるかどうかは、見た目やにおいにあらわれることがあります。
賞味期限を過ぎていても食べられる場合がありますが、安全のためにも状態をよく確認してから判断してくださいね。
賞味期限を過ぎていても食べられる場合がありますが、安全のためにも状態をよく確認してから判断してくださいね。