1. 下ごしらえで差がつく!やわらかいとんかつの作り方
とんかつをやわらかく仕上げるには、下ごしらえがとても大切です。
■筋を切って軽くたたく
とんかつの肉がかたくなる原因のひとつが「筋」です。
赤身と脂身の間にある筋を包丁で切ると、加熱しても肉が縮みにくくなり、やわらかく仕上がります。
さらに、包丁の背で肉を軽くたたくと、厚みが均等になり、火の通りがよくなります。
こうした下ごしらえをすることで、ジューシーでふっくらとしたとんかつになりますよ。
2. サクサク衣を作るちょっとした工夫
衣のつけ方ひとつで、とんかつの仕上がりはぐっと変わります。
次は、衣をサクッと仕上げるためのポイントを紹介します。
■バッター液を使うと便利
衣をつけるときは、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけるのが一般的ですが、小麦粉と卵、水をあらかじめ混ぜた「バッター液」を使うと、衣がむらなくしっかりつきやすくなります。
また、溶き卵に少量の油を加えることで、衣がはがれにくくなり、揚げたときの仕上がりが良くなります。
■生パン粉で食感アップ
衣のサクサク感を出したいときは、生パン粉を使うのがおすすめです。
乾燥パン粉に比べて水分が多く、ふんわりとしたボリュームが出やすいため、食感が軽く仕上がります。
市販の生パン粉でも十分ですが、食パンをフードプロセッサーで細かくすれば手作りも可能です。
さらに、霧吹きで軽く水分を加えてから使うと、揚げたときに蒸発して、よりサクッと仕上がります。
3. 揚げ方次第で味が変わる!とんかつの上手な揚げ方
最後に、とんかつをおいしく揚げるためのコツを紹介します。
■油の温度をしっかり確認
衣が先に焦げて中はまだ生、という失敗を避けるためには、170度前後の油温を保つのが大切です。
パン粉をひとつまみ入れて、いったん沈んでから浮かんでくる状態が目安です。
■揚げるときは少しずつ
一度にたくさん揚げると、油の温度が下がりやすく、衣がべちゃっとしてしまうことがあります。
数枚ずつ、ゆとりをもって揚げましょう。
目安は片面2分、裏返して4分ほどです。
■油切りのひと工夫
揚げた後は油をしっかり切ることで、サクサク感がさらに引き立ちます。
キッチンペーパーに寝かせるのではなく、立てておくと余分な油が下に落ちやすくなりますよ。
結論
とんかつをおいしく作るためのポイントは、主に「下ごしらえ」「衣」「揚げ方」の3つです。
今回紹介したポイントを押さえて美味しいとんかつを作ってみてくださいね。
今回紹介したポイントを押さえて美味しいとんかつを作ってみてくださいね。