1. 洗濯物の黄ばみを落とす方法
黄ばみの程度に応じて、適切な対処法を選ぶことが重要です。
軽い黄ばみから頑固な汚れまで、それぞれに合った方法を見ていきましょう。
■食器用洗剤で落とす軽めの黄ばみ
うっすら黄ばんでいる程度なら、台所用の中性洗剤が効果的です。
実は皮脂汚れは油分なので、食器の油を落とす洗剤と相性がいいんです。
洗面器に40度前後のお湯をはり、黄ばみ部分を浸します。
そこへ洗剤を直接かけて、指で優しくもみ洗いした後、通常通り洗濯機で洗えばOKです。
■重曹を使ったしっかり汚れの落とし方
脇や襟などにできやすい濃い黄ばみには、重曹が活躍します。
重曹2:水1の割合で混ぜたペーストを作り、黄ばみに塗り込んでなじませたら、30分ほど置いてから洗濯機で洗いましょう。
2. なかなか取れない黄ばみの落とし方
食器用洗剤や重曹では落ちないようなガンコな黄ばみには、もうひと手間かけた方法を試してみましょう。
■酸素系漂白剤×重曹で頑固な黄ばみもすっきり
用意するのは、酸素系漂白剤(液体)、重曹、中性洗剤(台所用)、古タオル、歯ブラシです。
必要であればスチーム機能付きのアイロンも使いましょう。
重曹小さじ3、酸素系漂白剤小さじ1、中性洗剤3滴を軽く混ぜてペーストを作ります。
次に、衣類の下にタオルを敷き、黄ばみにペーストを塗ったら、歯ブラシでトントンとたたくようにしてなじませます。
下に敷いたタオルに黄ばみが移るイメージで行うと効果的ですよ。
ある程度落ちたら、スチームアイロンで仕上げをします。
熱を加えることで洗浄力が高まり、黄ばみがより取れやすくなります。
最後に洗濯機でしっかり洗えば完了です。
3. 黄ばみを防ぐための工夫
いったん黄ばみがついてしまうと、落とすのもひと苦労です。
できるだけ早めに対策しておくことが、予防につながりますよ。
■ベビーパウダーで予防
着る前にワイシャツの襟にベビーパウダーをはたいておくと、汗を吸収し、皮脂が布に染み込むのを防げます。
洗濯すれば簡単に落ちるので、習慣にすると便利です。
■スプレー糊でコーティング
洗濯後にスプレー糊を使ってアイロンをかけておけば、皮脂が直接生地につきにくくなります。
襟や袖など、黄ばみやすい場所を中心に吹きかけておくと安心ですよ。
■着たらすぐ洗う
汚れたまま放置しておくと、皮脂が酸化して黄ばみの原因になります。
脱いだらできるだけ早く洗濯することで、シミや黄ばみを防げます。
結論
衣類の黄ばみは、主に皮脂汚れが原因で起こります。
お気に入りの一着を長く大切に着るためにも、ぜひ今回の方法を役立ててみてください。
お気に入りの一着を長く大切に着るためにも、ぜひ今回の方法を役立ててみてください。