1. 電子レンジを収納するときに気を付けたいこと
■放熱スペースをきちんと空ける
電子レンジは使用中に熱を発するため、周囲に熱を逃がすスペースが必要です。
周りのものとくっつきすぎていると、熱がこもって火災の原因になることもあります。
一般的には、左右に約5cm、上と背面には約10cmの空間を確保しておくのが安心です。
■床に直置きしない
電子レンジを床に直接置くのは避けましょう。
底面が熱を持つため、床材が傷んだり変色したりするおそれがあります。
スペースが限られている場合でも、必ずラックや棚の上に置くようにしてください。
■平らな場所に置く
傾いていたり不安定な場所に置くと、転倒や落下につながります。
けがや感電などの事故を防ぐためにも、電子レンジはしっかりと水平な場所に置きましょう。
■使いやすい高さを意識する
高すぎたり低すぎたりすると、扉の開け閉めや料理の出し入れが不便に感じられます。
調理中もスムーズに使えるように、無理のない高さに設置するのが理想です。
■冷蔵庫の上に置くときは注意
冷蔵庫の天板に置く場合は、その天板が耐熱仕様かを必ず確認しましょう。
最近の冷蔵庫は対応しているものが多いですが、古いタイプや海外製の冷蔵庫には向かないこともあります。
■アース線の接続を忘れずに
電子レンジにはアース線がついていることがあります。
これは万が一の漏電や故障時に感電を防ぐためのものなので、設置する際にはしっかり接続しておきましょう。
2. 電子レンジに合った棚やラックを選ぶコツ
背面カウンターやキッチンボードがない場合でも、専用の棚やラックを使えば電子レンジをすっきりと収納できます。
選ぶ際のポイントをチェックしておきましょう。
■耐荷重を確認する
電子レンジは約15kgあるものが多く、中には30kg近い重さの機種もあります。
炊飯器やトースターなども一緒に置く場合は、合計の重さにしっかり耐えられる棚を選ぶことが大切です。
■サイズと設置スペースをチェック
キッチンのスペースに合ったサイズかどうかを必ず確認しましょう。
幅・高さ・奥行きだけでなく、扉がしっかり開けられるか、周囲とのバランスも見ておくと安心です。
■放熱性のあるデザインを選ぶ
電子レンジの放熱スペースを確保できるかどうかも大事なポイントです。
側面がオープンになっているスチールラックなどは、熱がこもりにくくおすすめです。
■コンセントの位置も見落とさずに
棚を置く場所の近くにコンセントがあるかどうかもチェックしましょう。
延長コードを使えば対応できますが、コードが邪魔にならないように注意が必要です。
3. 電子レンジの収納は「使いやすさ」と「安心」がカギ
電子レンジを収納するときは、使いやすく安心に使える環境を整えることが大切です。
調理中にストレスなく使える高さか、熱を逃がすスペースが取れているか、転倒の心配がない安定した場所かどうかなど、これまでのポイントを参考にしながら置き場所を決めてみてください。
結論
電子レンジをどこに収納するかは、使いやすさと見た目のバランスをどう取るかがポイントです。
しっかり配置を意識しながら、すっきりとしたキッチンづくりを目指しましょう。
しっかり配置を意識しながら、すっきりとしたキッチンづくりを目指しましょう。