1. ラーメンのスープはシンクやトイレに流していい?
「具は取り除いたし、汁だけなら大丈夫」と思ってそのまま排水口へ流していませんか?
そのまま流すと、排水管が詰まったり、悪臭の原因になることがあります。
ラーメンのスープには、多くの油分が含まれています。
冷めたスープを見ると、表面に白く固まった油が浮かんでいることがありますよね。
そのまま排水管に流すと、少しずつ蓄積された油が固まり、詰まりの原因となるのです。
こうしたトラブルを防ぐためには、正しい方法で処理することが重要です。
2. ラーメンのスープを正しく捨てる方法
■キッチンペーパーや新聞紙で吸い取る
キッチンペーパーや使わなくなった布・新聞紙にスープを吸わせて、燃えるゴミとして捨てましょう。
不織布タイプの吸水シートもおすすめです。
油をしっかり吸収するため、簡単で実用的な方法です。
■吸水性ポリマーで固める
天ぷら油の処理に使う「吸水性ポリマー」は、ラーメンのスープにも使えます。
スープに混ぜてジェル状に固めたら、そのまま可燃ごみへ。
1gで300mL以上の水分を固められるタイプもあり、コストパフォーマンスにも優れています。
■片栗粉で自然に固める
化学薬品を使いたくない方には、片栗粉を使った自然な方法がおすすめです。
温めたラーメンスープに片栗粉を加えてよく混ぜ、しばらく置いて固まったら、牛乳パックなどに入れてそのまま捨てましょう。
片栗粉が少ないと固まらないので、量は様子を見ながら調整してくださいね。
3. 捨てるだけじゃない!スープの再利用法
「スープがもったいない...」と感じる方には、捨てずに活用する方法もあります。
ラーメンのスープにはうま味がたっぷり詰まっているため、ひと工夫加えるだけで、美味しい料理にアレンジできます。
■リゾットや茶わん蒸しにアレンジ
ご飯を入れて粉チーズを振れば、簡単リゾット風に。味がしっかりしているので、調味料はほとんど不要です。
また、溶き卵と合わせて茶わん蒸し風にするのもおすすめです。
耐熱容器に入れて電子レンジで加熱するだけで、おつまみにもぴったりな一品になりますよ。
4. すでにスープを排水口に流してしまったら?
これまでスープをシンクに流していたという方も、少なくないかもしれません。
その影響が出る前に、早めに対処しておくと安心です。
排水の流れが悪くなってきたと感じたら、液体タイプのパイプクリーナーを使ってみましょう。
使い方はとても簡単。適量を排水口に注ぎ、30〜60分ほど放置した後、水を一気に流します。
ホームセンターやドラッグストアで手軽に購入できるため、常備しておくと安心です。
結論
ラーメンのスープは、シンクやトイレにそのまま流してはいけません。
紙や布で吸い取る、ポリマーや片栗粉で固めて捨てるなど、環境にもキッチンにもやさしい暮らしを心がけてみてはいかがでしょうか。
紙や布で吸い取る、ポリマーや片栗粉で固めて捨てるなど、環境にもキッチンにもやさしい暮らしを心がけてみてはいかがでしょうか。