1. いちごを食べすぎるとどうなる?
まずは、いちごを過剰に食べた場合に、起こる可能性のある身体の変化について紹介します。
■腹痛や下痢
いちごは水分や食物繊維が豊富なため、体質によっては一度に多く食べるとお腹を壊すことがあります。
また、いちごに含まれる微量のキシリトールが影響し、お腹がゆるくなることもあります。
通常の量であれば心配ありませんが、食べすぎたときは注意が必要です。
さらに、いちごに豊富なビタミンCも関係しています。
いちご100gにおよそ62mgのビタミンCが含まれており、水溶性のため過剰分は体外に排出されますが、体質によっては、まれに下痢などの症状が出ることもあります。
■頻尿
いちごにはカリウムが含まれており、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。
その作用により、いちごをたくさん食べると一時的に尿の回数が増える場合があります。
水分量が多い果物であることも、頻尿を促す一因と考えられます。
■体重の増加やアレルギー反応
いちごに含まれる果糖をたくさん摂取すると、摂取カロリーが増えて体重が増加する要因にもなりかねません。
また、いちごを食べると口の中がかゆくなったり、イガイガする方は「口腔アレルギー症候群」の可能性があります。
花粉症と関連があることも多いため、心当たりがあれば注意が必要です。
2. いちごはどれくらい食べると食べすぎ?
では、いちごは何個くらいまでなら適量といえるのでしょうか?
厚生労働省によると、18歳~29歳の成人が1日に摂るビタミンCの推奨量は100mgとされています。
いちごは100gでおよそ62mgのビタミンCが含まれているため、150gほど(いちご5~8粒)食べると十分な量に達します。
これを超えたからといってすぐに体調を崩すわけではありませんが、毎日大量に食べ続けると負担になることもあるので、適量を意識することが大切です。
3. 美味しいいちごの選び方
せっかくなら、美味しくて甘いいちごを選びたいですよね。
そこでここでは、美味しいいちごの見分け方を紹介します。
まず注目したいのは色と形です。全体が鮮やかな赤色で、ヘタの近くまで赤くなっているものは、しっかり熟していて甘い傾向があります。
また、種のまわりまで赤く色づいているものは、糖度が高めの傾向があります。
いちごの形は、先がとがっているよりも、丸みのある少し平たい形のほうが甘いともいわれています。
ただし、これは品種による違いもあるため、あくまで参考として覚えておきましょう。
ヘタがピンと反っているものは新鮮な証拠なので、選ぶ際にはチェックしてみてください。
結論
いちごは栄養価の高い果物ですが、食べ過ぎると腹痛や下痢、頻尿、アレルギー反応などが現れることがあります。
体調や体質に合わせて量を調整しつつ、旬のいちごをおいしく楽しんでくださいね。
体調や体質に合わせて量を調整しつつ、旬のいちごをおいしく楽しんでくださいね。