1. 隙間収納は「キャスター付き」を選ぶのが基本
◾️狭い空間には可動式が便利
隙間収納にはボックスやチェスト、ワゴン、ラックなど多彩な種類がありますが、どのタイプを選ぶ場合でも「キャスター付き」がおすすめです。
15〜40cm程度の狭い隙間にフィットする収納は、奥まで手が届きにくいことが多いため、引き出して使えるキャスター式ならストレスなく物の出し入れができます。
◾️安定性を重視するなら「一方向キャスター」
動かしやすさだけでなく、安定感も重要です。
特に幅が狭くて背が高い収納の場合、360度回転するキャスターよりも、前後にだけ動くタイプの方が揺れにくく安定します。
ただし、奥行が狭い場所では引き出し式の収納を選んだ方が安全で使いやすくなります。
設置場所に合わせたタイプを選ぶことが、隙間収納を快適に使うコツです。
2. キッチンの隙間は「宝の山」、見逃さず活用を
◾️冷蔵庫まわりの隙間は定番スポット
キッチンは、冷蔵庫や食器棚、コンロ、シンクなどが集まるため、自然と隙間が生まれやすい場所です。
特に冷蔵庫と壁の間、冷蔵庫と棚の間などは、スリムタイプの収納ラックを設置するのに最適です。
調味料やお米、ペットボトル類など、出し入れの頻度が高い物の収納に便利です。
◾️冷蔵庫上やコンロ周りも見逃さない
冷蔵庫の上も意外と活用できる隙間です。
手が届きにくい位置ではありますが、軽い物のストック収納には適しています。
カゴやボックスを置き、カップラーメンや洗ったペットボトルの一時保管に役立てるとよいでしょう。
また、コンロ横や背面にできる10〜15cmほどの隙間には、耐熱性のラックやカバーを使って調味料などを置くと料理がしやすくなります。
熱への対策として防熱板や隙間カバーを併用するのもおすすめです。
3. 洗濯機周辺の「死角」も立派な収納スペース
◾️洗濯機横の空間にはラックを設置
ランドリースペースで最も隙間ができやすいのが、洗濯機の横や後ろです。
特に洗面台との間などには、15〜20cmのスペースができやすく、ここに細長いラックや収納ボックスを置くだけで、タオルやシャンプーのストックをすっきり収められます。
◾️洗濯機上は「突っ張り棒」で棚に早変わり
洗濯機の上にも意外と広いスペースがあります。
ランドリーラックを設置することで、収納棚として活用可能です。
もし壁に囲まれているような場所であれば、突っ張り棒を2本渡すだけでも棚代わりになります。
S字フックをかければ、ハンガーやゴム手袋などの吊り下げ収納にも活用でき、小さな隙間も無駄にしません。
結論
わずか15cmの隙間も、工夫次第で大きな収納スペースに早変わりします。特に冷蔵庫まわりや洗濯機まわりは、隙間ができやすく、使いこなせばお部屋全体の収納力を大幅にアップできます。キャスター付きや突っ張り棒など便利なアイテムを活用し、隙間を「デッドスペース」ではなく「優秀な収納場所」として活かしてみてはいかがでしょうか。暮らしがもっと快適になるはずです。