1. 緑茶はどれくらい飲むと"飲みすぎ"?
以下は、緑茶を過剰に摂取した場合に考えられるリスクです
過剰に摂取しなければ、心配する必要はありません。ただし、どんな食品でも摂りすぎには注意が必要です
緑茶は日常的に飲まれている身近な飲み物で、一般的には安全とされています。
ただし、緑茶に含まれるカフェインやカテキンなどの成分は、人によっては過剰摂取によって体調不良を引き起こすことがあります。
たとえば、緑茶100mlあたりに含まれるカフェインはおおよそ10mg前後とされており、成人の1日のカフェイン摂取許容量(健康な成人で約400mg)を大幅に超えなければ、過度に心配する必要はありません。
ただし、2L以上を毎日飲む習慣がある場合、体質や体調によってはカフェインの影響が現れることもあります。
眠れなくなったり、胃がムカムカしたりする場合は、量を見直してみましょう。
2. 緑茶を飲みすぎるとどんなリスクがある?
■カフェインの過剰摂取
カフェインを多く摂ると、不眠、緊張感、胃の不快感、動悸などの症状が現れることがあります。
体質によっては少量でも影響を感じる人もいるため、気になる方は飲む時間帯や量を調整してみましょう。
■カテキンと鉄の吸収
緑茶に含まれるカテキンには、植物性の鉄(非ヘム鉄)の吸収を一時的に抑える作用があるとされています。
特に貧血の傾向がある方や、鉄分を積極的に摂っている方は、鉄分を含む食事やサプリメントの直後に緑茶を飲むのは控えたほうが安心です。
3. 水分の摂り過ぎによる健康リスク
極端に多くの水分を一度に摂取すると、低ナトリウム血症と呼ばれる状態になることがあります。
これは血液中のナトリウム濃度が薄まってしまうことで、疲労感や頭痛、吐き気といった体調不良につながる恐れがあります。
とはいえ、これは短時間で大量の水分を摂取した場合に限られるまれなケースです。
普通に緑茶を飲む分には心配ありませんが、「のどが渇いたから」と一気に何リットルも飲むような習慣は控えましょう。
結論
緑茶には健康に役立つ成分が多く含まれていますが、飲みすぎには注意が必要です。
体調に応じて適量を守り、緑茶を上手に取り入れていきましょう。
体調に応じて適量を守り、緑茶を上手に取り入れていきましょう。