『アスパラ』そのまま切らないで！切り方を変えるだけで圧倒的にウマなる＜正しい切り方＞を教えます

アスパラガスは、主に「穂先」と「茎」に分けられます。

■柔らかい穂先
穂先はアスパラガスの中でも特に柔らかく、下処理なしでもそのまま食べることができます。
うろこのような「はかま」が密集している部分が目印です。

■調理の工夫が必要な茎
一方、茎は下処理をしてから食べると、より美味しく仕上がります。
切り方や調理法を工夫すれば、シャキシャキ感やコリコリとした歯ごたえなど、さまざまな食感が楽しめます。

■基本の下処理
まず、根元を持ってぽきっと折りましょう。
自然に折れるところが、硬い部分と柔らかい部分の境目です。
その後、折った部分から5cmほどをピーラーで薄く皮をむくと、筋っぽさを感じずに食べることができます。

■料理に合わせた切り方
・コリコリ食感を楽しむ
炒め物に使うなら乱切りにしましょう。
繊維を断つように大きめにカットすると火の通りも早く、食感もよくなります。

・シャキシャキ感を楽しむ
サラダやマリネ、スープに使う場合はリボン状にカットするとよいでしょう。
アスパラガスを寝かせてピーラーで引くと、薄くきれいに仕上がります。

・丸ごと食べる
グリルや揚げ物には、下処理だけして丸ごとのまま使うのがおすすめです。

■新鮮なアスパラガスの見分け方
アスパラガスは鮮度が落ちるのが早いので、選ぶときには注意が必要です。
全体にみずみずしくハリがあり、緑色が濃いものを選びましょう。

茎は太めで穂先がきゅっと締まっているもの、そして曲がりが少ないものが理想です。
茎の切り口が乾燥しているものや、筋ばったものは避けた方がいいでしょう。

■茹でずに炒めるのがおすすめ
特にアスパラガスの出始めの時期には水分がたっぷり含まれているため、茹でずに炒める食べ方がおすすめです。
まずはフライパンに油をひき、アスパラガスを中火でじっくり焼きます。

緑色が鮮やかになり、香りが立ってきたら裏返し、水を大さじ2ほど加えて蒸し焼きにします。
水分が飛んだら、好みで塩をふって完成です。

アスパラガスは旬の時期には手軽に手に入り、いろいろな調理法で楽しむことができます。
ぜひ今回紹介したポイントをおさえて、自宅でも旬のアスパラガスをたっぷり味わってみてくださいね。