1. 電子レンジの臭いの原因とは?
◾️食品の臭いが残ってしまう
電子レンジで加熱した食品の臭いが、庫内にこもって残ることがあります。
特に臭いの強い食材を温めた後は、次に使うときにも前の臭いを感じることがあるでしょう。
また、扉を閉めっぱなしにしていると臭いが抜けにくくなります。
使用後はしばらく扉を開けて換気するだけでも、かなり臭いを軽減できます。
◾️こびりついた汚れによる臭い
食品が吹きこぼれたり、破裂して庫内に飛び散った汚れをそのまま放置していると、徐々に雑菌やカビが繁殖して臭いの原因になります。
この場合は衛生面でも問題があるため、なるべく早めの掃除を心がけましょう。
2. 家庭にあるものでできる消臭方法
◾️コーヒーやお茶の出し殻を活用
飲み終わったあとのコーヒーや緑茶の出し殻には、消臭効果があります。
耐熱容器に出し殻を入れて、電子レンジで1〜2分加熱。その後、キッチンペーパーで庫内を拭き取ります。
トレイが汚れている場合は中性洗剤で洗い、最後に扉を開けてしっかり換気しましょう。
◾️柑橘類の皮で爽やかに消臭
レモンやオレンジの皮にも消臭効果があり、油汚れも分解してくれます。
耐熱皿に皮を並べて1〜2分加熱。冷めたらその皮で庫内を軽くこすっても◎。
仕上げにキッチンペーパーで拭き、爽やかな香りを残しましょう。
◾️重曹でしつこい臭いにアプローチ
重曹は消臭・油汚れの除去に優れたアイテムです。
耐熱容器に水200mlと重曹大さじ1を入れ、1〜2分加熱。
扉を閉めたまま30分ほど蒸らして、庫内の汚れを浮かせます。
最後にキッチンペーパーで拭き取れば、しつこい臭いもスッキリします。
◾️酢やクエン酸でアルカリ性汚れに対応
酢やクエン酸、古くなったレモン汁は、たんぱく質汚れなどアルカリ性の臭いに効果的です。
水で5倍に薄めた酢(またはクエン酸水)を耐熱容器に入れて2〜3分加熱。
その後30分放置してから拭き掃除を行いましょう。
レモン汁を使う場合は、搾った果汁に水を加え、同じ手順で使用できます。
3. 臭いを防ぐ日々のひと工夫
◾️使用後はすぐに掃除
吹きこぼれた汚れは時間が経つと固まり、臭いの元になります。
使用直後の水分を含んだ状態で拭くと簡単に汚れが落とせるので、毎回こまめに掃除しましょう。
◾️換気を習慣に
レンジ使用後に扉を少し開けておくだけでも、臭いのこもりを防げます。
ほんのひと手間で、臭い残りを大きく軽減できますよ。
4. おすすめの便利グッズで手軽にケア
◾️レック「激落ちウェットシート コンロ・レンジ用」
アルカリ電解水とアルコールの力で、こびりついた汚れもスルッと落ちます。
◾️小林製薬「チン!してふくだけ」
袋ごと加熱して蒸気を発生させ、そのままシートで拭くだけの手軽なアイテムです。
◾️UYEKI「Oh!レンジDEふくだけキレイ」
重曹とオレンジの成分で、加熱後に汚れを浮かせて拭き取るタイプ。消臭力も◎です。
結論
電子レンジに臭いが残っていると、次に加熱する食材にも影響してしまいます。ご紹介した方法を参考に、定期的な掃除を心がけましょう。日々のこまめなお手入れが、清潔で快適なキッチンを保つ秘訣ですよ。