1. 知らない番号から何度も電話がくる理由
知らない番号から繰り返し電話があると、不安を感じる方も多いでしょう。
まずは相手の番号の種類を確認することで、ある程度の見当がつきます。
◾️固定電話からの着信は市外局番で判別可能
市外局番を確認することで、どの地域からの着信かを判断できます。
また「0120」で始まる番号はフリーダイヤルで、企業が使っているケースが多いため、番号検索で会社名がわかる場合もあります。
◾️携帯電話(090・080・070)からの着信も要注意
「090」や「080」「070」など携帯番号からの着信の場合は、知人かもしれませんが、詐欺や勧誘の可能性も否定できません。
とくに「070」はもともとPHSの番号で、現在は携帯でも使用されているため、要警戒です。
心当たりがない番号からの電話には出ないほうが賢明です。
2. 折り返し電話が危険な理由
つい折り返してしまいたくなる知らない番号からの着信ですが、安易に対応すると、詐欺や迷惑行為に巻き込まれるおそれがあります。
◾️営業・迷惑電話の可能性が高い
何度もかかってくる電話は、営業目的や迷惑電話の可能性が高いです。
その場合、毅然と「必要ありません」と、はっきり断ることが大切です。
◾️詐欺グループによる手口も巧妙化
近年では、警察や銀行、役所などを名乗る詐欺も増加しています。
身に覚えがない内容の場合は、すぐに電話を切りましょう。
◾️通話を通じて個人情報を盗まれる可能性も
電話口での会話内容や声から、年齢や性別、家族構成まで推測されてしまうこともあります。
知らない相手にはむやみに情報を話さないようにしましょう。
3. 折り返し前に確認すべきポイント
それでも「重要な連絡かもしれない」と思う場合は、すぐに折り返すのではなく、まず以下の点を確認してください。
◾️番号をネット検索して発信者を確認
不審な電話番号は、ネット検索することで口コミや企業情報が見つかる場合があります。
発信元がわかれば、その後の対応も判断しやすくなります。
◾️不審な番号は着信拒否を設定
もし心当たりがないうえに、無言の留守電や不自然な内容であれば、折り返さず着信拒否に設定するのが安心です。
4. 折り返してしまったときの対処法
うっかり折り返してしまった場合でも、落ち着いて対応すれば被害を防ぐことができます。
◾️自分の名前は名乗らない
まずは「先ほどお電話いただいたようですが」と伝え、相手の反応を見ましょう。
名前を明かすのは、相手の身元が確認できてからでも遅くありません。
◾️冷静に対応し、感情的にならない
しつこい勧誘に腹が立っても、感情的にならず、落ち着いて事務的に対応しましょう。
相手に感情を見せないことがトラブル回避につながります。
◾️営業電話にははっきりと断る
「検討します」など曖昧な返答では通じないことが多いため「必要ありません」「お断りします」と明確に伝えることが重要です。
結論
知らない番号からの電話には安易に出ない、折り返さないことが基本です。相手の電話番号を確認し、検索や着信拒否などの手段を活用しましょう。もし対応が必要な場合でも、個人情報は最小限に留め、冷静に対処することが大切です。情報があふれる現代だからこそ、自分の身は自分で守る意識を持つようにしましょう。