1. 産後で気力が沸かない私に...
産後しばらく経った頃、私はマタニティブルーのような状態になってしまいました。
気力が湧かず、自分や夫の食事はもちろん、わが子のごはんすら作れない日々。
ちょうど離乳食が始まる時期だったのに、心も体も言うことをきかず、レトルトの離乳食を手にしながら「ごめんね、ごめんね」と毎日のように泣いていました。
そんな私を見て、夫が義両親に相談してくれました。
私の実家は遠かったため、なんとお義母さんが、食事の支度をするためだけに毎日通ってくれるようになったのです。
ある日、お義母さんに「自分の子どもの面倒も見られないなんて、情けないですよね...」と弱音を吐いてしまいました。
すると「なに言ってるの?今はつらい時期なんだから、気にせず頼りなさい。離乳食だってレトルトを使えばいいのよ!それで愛情が足りないなんて言われても、気にしちゃダメ!」と、豪快に笑い飛ばしてくれました。
お義母さんの優しい言葉は、今でも忘れられません。
2. 産後院や産後ケア施設とは
出産後は、心も体も大きな変化を迎える時期です。
ここでは安心して育児を始めるためのサポートについて紹介します。
■産後院・産後ケア施設とは?
最近では、出産後のお母さんを支える「産後院」が注目されています。
産後院とは、赤ちゃんのお世話やお母さんの回復をサポートしてくれる施設のことです。
施設には、看護師や助産師といった専門スタッフが常駐しており、育児や健康面での相談にも応じてくれます。
利用方法には「宿泊型」「日帰り型」「訪問型」の3つがあり、施設ごとにサービスの内容や利用の仕方が少しずつ異なります。
自分に合ったスタイルを選ぶことができるのも魅力のひとつです。
■無理しないために、産後ケアが必要な理由
出産後の1ヶ月は「できるだけ無理をしないこと」が大切だと言われています。
体が回復する前に無理をすると、心や体の不調を引き起こすことがあるからです。
しかし近年は、核家族化や晩婚化の影響もあり、親族からのサポートが受けにくい家庭も増えています。
その結果、お母さんが育児だけでなく家事まですべて1人で抱え込んでしまうことも少なくありません。
そうした状況のなか、産後院ではお母さんの気持ちに寄り添いながら、専門家がしっかりとケアを行ってくれます。
少しでも不安や負担を減らすために、多くのお母さんたちが利用している心強いサポートです。
結論
エピソードとそれにちなんだ豆知識を紹介しました。
ひとりで背負い込まず、頼れる手を借りながら、少しずつ心と体を整えていきましょう。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
ひとりで背負い込まず、頼れる手を借りながら、少しずつ心と体を整えていきましょう。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。