1. 羽毛布団を収納する前にしておくこと
羽毛布団をしまう前には、いくつかの準備が必要です。
クリーニングやカバーの洗濯など、丁寧に手入れすることで、羽毛布団を長く快適に使うことができます。
■クリーニングに出す
シーズン中に使い続けた羽毛布団には、皮脂やほこり、ダニや雑菌などがついている可能性があります。
そのまましまわず、収納前にしっかりときれいにしておくことが大切です。
自宅で洗えるタイプもありますが、失敗すると羽毛がつぶれたりよれてしまったりすることがあります。
できれば、専門のクリーニングに出すのが安心です。
■カバーを洗っておく
使ったままのカバーをつけたまま収納してしまうと、中の羽毛布団に汚れがうつってしまうおそれがあります。
それが羽毛の劣化を早めてしまう原因になることもあるため、必ずカバーは外して洗っておきましょう。
■しっかり乾燥させる
布団には寝汗がしみ込んでおり、湿気をためこみやすくなっています。
クリーニングから戻ってきたものも、部屋の湿度などで再び湿ってしまうことがあります。
湿気はカビの原因になるので、収納前にはしっかりと中まで乾かすようにしましょう。
布団乾燥機を使うか、風通しの良い日陰でしっかり干すのが効果的です。
■収納場所を乾燥させる
意外と忘れがちなのが、収納する場所そのものの湿気対策です。
クローゼットや押し入れは湿気がこもりやすいため、扇風機や除湿機を使ったり、扉を開けて風を通したりする工夫が必要です。
2. 羽毛布団の収納方法
準備ができたら、いよいよ収納に入りましょう。
羽毛布団は、縦に2〜3つ折りにし、くるくると丸めるようにたたみます。
その後は通気性の良い袋に入れて保管するのが理想です。
布製の袋や、購入時についてきた専用のバッグなどがオススメです。
収納袋の口は、少し開けたままにしておくのがポイントです。
2〜3㎝ほどあけておくと、湿気がたまりにくくなります。
3. 羽毛布団収納の注意点
■上にものを置かない
クローゼットや押し入れにしまうとき、ほかの寝具や重いものを上にのせるのは避けてください。
羽毛がつぶれて、ふっくら感が失われてしまいます。
収納する際は、なるべく一番上に置くようにしましょう。
■圧縮袋は使わない
スペースを節約したくて圧縮袋を使いたくなることもあるかもしれませんが、これは羽毛布団にとってはNGです。
強く圧縮すると羽毛が折れたり、つぶれたりして、性能が落ちてしまいます。
羽毛布団には圧縮袋は使わないようにしてください。
4. 羽毛布団の収納は保管サービスを使うのもひとつの手
羽毛布団はかさばりやすく、収納スペースに困ることもあるでしょう。
とはいえ、圧縮袋は使えない...そんなときに役立つのが、布団の保管サービスです。
このサービスは、クリーニング店などが提供しており、きれいにした布団をシーズンオフの間、預かってくれます。
費用は1枚につきおよそ500円〜2,000円ほどで、クリーニングと保管を合わせて6,000円〜9,000円程度が相場です。
自宅の収納スペースが限られている方や、湿気が気になる住環境の方、クリーニングした羽毛布団を清潔なままで保ちたい方にとっては、便利な方法ではないでしょうか。
結論
羽毛布団の魅力は、ふっくらとした寝心地としっかりした保温力にあります。
しっかりとお手入れをして、丁寧に収納し、次のシーズンも快適に使ってくださいね。
しっかりとお手入れをして、丁寧に収納し、次のシーズンも快適に使ってくださいね。