1. きゅうりが腐るとどうなるの?
きゅうりが腐ると、見た目や手触り、臭い、味に以下のような変化が現れます。
■見た目や手触りの変化
きゅうりは傷み始めると水分が抜けてしまい、ハリや弾力がなくなって次第にしんなりとしてきます。
さらに傷みが進むと、表面に白っぽい液体がにじんだり、ヘタが茶色く変色したり、白カビが生えてくることもあります。
切ったときに断面が茶色くなっていたり、糸を引いていたりした場合も要注意です。
新鮮なきゅうりは手に取るとしっかりとした硬さがありますが、腐るとぶよぶよとやわらかくなり、押すと簡単につぶれてしまいます。
■臭いや味の変化
腐ったきゅうりは、すっぱいような刺激臭や、カビっぽい異臭を放つようになります。
味も酸っぱさや強い苦みが際立ち、とても食べられたものではなくなってしまいます。
ただし、味見で判断するのは食中毒のリスクがあるため避けましょう。
見た目やにおい、触ったときの違和感で判断できるようにしておくことが大切です。
2. 腐る前兆?きゅうりの変色について
きゅうりの色が変わると、「これ、まだ食べられるのかな?」と不安になることもありますよね。
状態によっては問題ない場合もあるため、見分け方を知っておくと安心ですよ。
■食べられる変色の例
以下のような変化があっても、異臭やぬめりなどがなければ食べられることがあります。
ただし、生で食べるよりも加熱調理がおすすめです。
・断面が白っぽい:水分が抜けてきている状態
・断面が赤みがかっている:低温障害による変色
・断面が黄色っぽい:完熟による自然な変化
また、表面に白い粉のようなものが付いていることがありますが、これは「ブルーム」と呼ばれる天然のろう物質で、人体には無害です。
最近では見た目の誤解を防ぐため、ブルームのない品種も多く流通しています。
■捨てたほうがよい状態
断面が茶色く変色していたり、ぬめりや異臭がある場合は、かなり傷みが進んでいます。
こうした状態のきゅうりは食べずに処分しましょう。
また、表面に綿のような白いものが見える場合は、ブルームではなく白カビの可能性があるため注意が必要です。
3. きゅうりの正しい保存方法
■保存場所は野菜室か冷暗所
きゅうりの保存に適した温度は10〜12度、湿度は85〜90%とされています。
冷蔵室は温度が低すぎるため、基本的には野菜室での保存が向いています。
冬など気温が低い季節であれば、風通しの良い冷暗所でも保存が可能です。
乾燥を防ぐにはラップで包むか、ポリ袋に入れて密閉しましょう。さらに、ヘタを上にして立てて保存すると、より鮮度を保てます。
■保存できる期間の目安
野菜室や冷暗所で適切に保存すれば、4〜5日ほどは持ちます。
ただし、夏場に常温で置いておくと、1〜2日で傷んでしまうおそれがあるため注意しましょう。
すぐに食べきれない場合は冷蔵保存を心がけ、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
結論
きゅうりは傷み始めると水分が抜け、しなびて柔らかくなります。
正しい保存方法を知っておけば、きゅうりももっと長持ち。しなびる前においしく使い切って、ムダなく楽しみたいですね。
正しい保存方法を知っておけば、きゅうりももっと長持ち。しなびる前においしく使い切って、ムダなく楽しみたいですね。