1. 鶏ささみに筋取りが必要な理由
鶏ささみには、中央に太くて長い筋が1本入っています。
筋は食べられますが、そのままでは噛み切りにくく、食感も損なわれます。
また、調理中に肉が縮みやすくなる原因にもなるため、取り除いてから調理するのがおすすめです。
筋取りには少し手間がかかりますが、1本につき数十秒ほどで済むため、慣れればそれほど手間に感じなくなります。
もし時間がない場合は、あらかじめ筋が取られた「筋なしタイプ」を選ぶのもひとつの手です。
2. 包丁を使った筋取りの方法
筋取りといえば、包丁を使う方法が一般的です。
コツを押さえれば短時間でサッと取り除くことができます。
■手順
①筋に沿って、左右に浅く切り込みを入れます。
②ささみを裏返して、筋と身のあいだに切れ目を入れます。
③包丁の背で筋を押さえながら、少しずつ身をはがしていきます。
■ポイント
・切り込みは、深く入れすぎないように注意する
・筋をしっかり持ち、引っ張るようにして取り除く
・包丁はまな板にぴったりつけず、少し浮かせるように使うとスムーズ
3. 割り箸を使った筋取りの方法
包丁を使うのが苦手という方には、割り箸を使った方法がおすすめです。
手を切る心配も少なく、安全に筋取りができますよ。
■手順
①まだ割っていない割り箸で、筋の先端をはさみます。
②割り箸を固定しながら、筋を引っ張って取り除きましょう。
■ポイント
・筋が滑りやすい場合は、キッチンペーパーを使って握ると掴みやすい
・はさむ位置は割り箸の真ん中あたりにすると安定する
4. フォークを使った筋取りの方法
家に割り箸がない場合は、フォークを使った方法もあります。
身近なもので代用できるので、気軽に試すことができますよ。
■手順
①筋をフォークの隙間に通します。
②指で筋をつかみ、そのまま引き抜きましょう。
■ポイント
・筋が滑るときは、キッチンペーパーでつかむと安定する
結論
鶏ささみの筋取りは、仕上がりの美味しさを左右する大切なひと手間です。
ぜひ、ひと工夫してささみをもっと美味しく楽しんでみてください。
ぜひ、ひと工夫してささみをもっと美味しく楽しんでみてください。