1. サラダチキンを作る際の食材の選び方
サラダチキン作りでまず大切なのが、メイン食材である鶏肉の選び方です。
新鮮で質のよい鶏肉を使えば、ワンランク上の美味しさに仕上がりますよ。
ここでは、サラダチキンに適した鶏肉の選び方を見ていきましょう。
■使用する部位はむね肉がおすすめ
サラダチキンには、さっぱりとした味わいが特徴のむね肉がピッタリです。
独特のしっとり感とヘルシーな風味は、むね肉ならではのものといえます。
ただし、むね肉は調理の仕方によってはパサつきやすいため、後ほど紹介する「しっとりと仕上げる茹で方」を意識して作りましょう。
■鶏肉の鮮度をチェック
おいしいむね肉を選ぶには、以下の点を参考にしてみてください。
・ドリップ(赤い肉汁)が出ていない
・淡いピンク色をしている
・ハリと弾力がある
ドリップが出ている肉は、うまみが流れ出てしまっており、鮮度が落ちているサインです。
できるだけドリップのない、色ツヤのよい肉を選びましょう。
2. サラダチキンを作る前の下ごしらえ
ここからは、実際の作り方について解説していきます。
調理を始める前に、下処理をしておくことで仕上がりがぐっと良くなります。
■むね肉に穴をあける
竹串を使い、むね肉の全体に均等に穴をあけていきます。
漬けダレがしっかり染み込むようになり、味わいが深まります。
竹串がない場合は、フォークや爪楊枝でも代用できますよ。
■漬けダレに一晩漬け込む
漬けダレは、砂糖・料理酒・塩コショウ・すりおろしニンニク・レモン果汁を混ぜて作ります。
密封できる袋に鶏肉と一緒に入れ、空気をしっかり抜いてから冷蔵庫で一晩置いておきましょう。
3. サラダチキンの簡単な作り方
下処理が終わったら、いよいよ加熱していきます。
むね肉がパサつかないようにするためのポイントを押さえて、しっとりと仕上げましょう。
■常温に戻し、鍋で加熱準備をする
むね肉は冷たいままだと加熱に時間がかかり、パサつきやすくなるため、あらかじめ常温に戻しておきましょう。
その間に、鍋に漬け込みに使ったタレを鍋に入れ、刻んだネギとスライスしたショウガ、料理酒大さじ1、水大さじ1を加えて沸騰させます。
■中火で煮て、火を止めて余熱調理する
鍋が沸騰したらむね肉を入れ、中火で5分ほど煮ます。
いったん火を止めて肉を裏返し、再び火をつけて5分加熱。その後は火を止めてフタをしたまま20~30分ほど置いておくと、余熱でじっくり火が通り、しっとりと仕上がります。
4. 時間がないときの時短レシピ
サラダチキンは簡単に作れますが「一晩漬け込むのが手間」と感じることもあるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、時短バージョンの作り方です。
■手順
①むね肉と漬けダレを袋に入れて、よくもみ込みます。
②袋のまま、沸騰させたお湯に入れて加熱を始めます。
③再度沸騰したのを確認したら火を止めます。
④フタをして20~30分放置したら完成!
この方法では、漬け込む時間を短縮できますが、保存性や味の染み込みはやや劣ります。
それでも、しっとりとした食感で、生ハムのような柔らかさも感じられます。急なときにはとても便利ですよ。
結論
今回ご紹介したポイントをおさえれば、自宅でもコンビニのような美味しいサラダチキンを作ることができます。
時間があるときはじっくり漬けて、急いでいるときは時短レシピを活用するなど、シーンに合わせてぜひ試してみてください。
時間があるときはじっくり漬けて、急いでいるときは時短レシピを活用するなど、シーンに合わせてぜひ試してみてください。