1. レンジフードのフィルターに汚れがたまるとどうなる?
レンジフードのフィルターは、ギトギトになるまで掃除しないという方も多いのではないでしょうか。
料理中に出る油やホコリなどが吸着し、ベタベタと汚れていきます。
レンジフードの下でたばこを吸う場合は、ヤニが付着することもあります。
こうした汚れを放置すると、換気の効率が落ち、油や煙がキッチンの壁や床に付着しやすくなります。
また、空気中のホコリが料理に入り込んでしまう可能性もあります。
さらに、空気の流れが悪くなると異臭がしたり、湿気によってカビが発生したりすることもあります。
キッチンを衛生的に保つためにも、フィルターの掃除は欠かせません。
2. レンジフードのフィルター掃除のコツと裏ワザ
■浸け置きする
フィルターが入る大きさのゴミ袋を2枚重ね、シンクに置いて40~50度くらいのお湯を入れます。
適した袋がない場合は、バケツを代用しても問題ありません。
そこにアルカリ性の油汚れ用洗剤を加え、フィルターを浸します。
1時間ほど置いてからスポンジでこすり、仕上げにお湯でしっかり流しましょう。
■洗剤がない場合は重曹を使う
バケツや袋に40~50度のお湯を入れ、1リットルあたり重曹を大さじ5杯ほど加えます。
フィルターを浸してしばらく待ち、汚れが浮いてきたらスポンジや歯ブラシで洗いましょう。
また、重曹を粉のまま直接ふりかける方法もあります。この場合は2~3時間ほどかけて、しっかりと汚れを浮かせてから洗ってください。
いずれの方法でも、しっかりすすいでから完全に乾かすことが大切です。
■何もないときは小麦粉で
小麦粉には油を吸収する働きがあります。
フィルターの表面を覆うようにたっぷりふりかけ、30分ほど放置します。
色が変わっている部分には小麦粉を追加し、さらに30分ほど置きましょう。
ポリ手袋をつけて、小麦粉をなじませながら汚れを取っていきます。
細かい部分には歯ブラシを使うと便利ですよ。
仕上げは濡らした雑巾でしっかり拭き取り、乾拭きしておきましょう。
■拭き掃除のポイント
重曹を直接フィルターに使う場合は、事前にフィルターを濡らさないように注意しましょう。
油に水分が加わると乳化が起き、かえってベタつきが増す原因になります。
3. 使い捨てレンジフードフィルターの交換頻度は?
レンジフード本体のフィルターの上に、使い捨てフィルターをつけているご家庭も多いと思います。
手軽につけ外しできるため、本体の汚れ防止にも役立つ便利なアイテムです。
ただし、交換のタイミングがわかりにくいこともあります。
目安としては、揚げ物など油を使う料理が多い場合は1か月に1回、それ以外なら3ヶ月に1回程度です。
ただし、基本的には「見た目で汚れが目立ってきたら交換」と考えておきましょう。
結論
レンジフードのフィルターは、浸け置きすることで簡単に汚れを落とせます。
身近なものでできる掃除方法を取り入れて、キッチンをいつも清潔に保ちましょう。
身近なものでできる掃除方法を取り入れて、キッチンをいつも清潔に保ちましょう。