1. 庭の草むしりをサボると...!?
雑草が隣の敷地まで伸びてしまえば、ご近所トラブルの原因になります。
また、蚊などの害虫が発生しやすくなったり、花粉症の原因になるブタクサが繁殖してしまうと、迷惑の範囲が広がってしまいます。
さらに「雑草が伸び放題=手入れされていない家」と見なされ、空き巣に狙われるリスクも生じかねません。
草むしりを怠ることで、思わぬトラブルにつながることがあると覚えておきましょう。
2. 草むしりを効率よく行うためのコツ
■根元をしっかり持って真上に引き抜く
葉の部分をつかんでしまうと途中でちぎれることがあるので、根元をしっかりと持ち、まっすぐ上に引き上げるように抜きましょう。
ちぎれそうなときは、スコップやねじり鎌を使うと便利です。
■根が残っていないか確認する
根が残っていると、すぐにまた生えてきます。
抜いたあとは穴の中を確認して、根があれば取り除きましょう。
土が固いときは水を撒いて柔らかくしてから抜くとスムーズです。
どうしても取りづらい場合は、スコップで掘って対応しましょう。
■狭い場所から順番に行う
広い範囲から始めると時間がかかり、達成感を得にくくなります。
姿勢による負担も大きいため、無理をせず作業することが大切です。
庭が広い場合は数日に分け、まずは狭いスペースや目立つ場所から取りかかるようにしましょう。
■背の高い雑草の抜き方にも工夫を
オニアザミのような高さのある雑草は、無理に引き抜かず、まずスコップで周りの土をほぐしてから抜きます。
根元をしっかり持ち、左右にゆっくり動かしながら引き抜くときれいに取れますよ。
抜いたあとは、根が残っていないか確認し、土を戻してならしておきましょう。
3. 草むしりの手間を減らすための予防策
草むしりの回数を減らすには、雑草を生やさない工夫が大切です。
ここでは代表的な予防方法をいくつか紹介します。
■除草剤を使う
除草剤を使えば高い効果が期待できます。
粒タイプは長持ちするため予防に適しており、液体タイプはすぐに効果が出るので草むしりが楽になります。
■防草シートを敷く
ホームセンターなどで手に入る防草シートは、日光を遮って雑草の成長を防ぎ種子の定着や水分の吸収も抑えられます。
草を取り除いたあとに除草剤を撒いてから敷けば、さらに効果が高まりますよ。
ただし、範囲が広い場合は敷くのが大変だったり、隙間から雑草が生えてきたりするため、丁寧な設置が必要です。
■砂利を敷く
砂利を敷くのも効果的ですが、それだけでは完全には防げません。
防草シートを敷いてから砂利を重ねる、または厚めに敷くなどの工夫をしましょう。
なお、防草シートの上に砂利を敷いた場合、数年後にシートを交換する作業が大変になることがあるため注意が必要です。
結論
草むしりは手間のかかる作業ですが、少しの工夫でぐっと楽になります。
正しい方法で効率よく進め、除草剤や防草シートなどをうまく取り入れて、雑草が生えにくい環境を作っていきましょう。
正しい方法で効率よく進め、除草剤や防草シートなどをうまく取り入れて、雑草が生えにくい環境を作っていきましょう。